富士通製の「F903iX HIGH-SPEED」は、「F903i」に採用されたスイングスタイルボディにFMトランスミッターや1Gバイトの内蔵メモリを搭載したHSDPA端末。WMA/着うたフルに対応した音楽機能と高速データ通信を1つの端末で堪能できる。なお、スイング動作との連動で利用できる機能はF903iと同等だ。
同じスイングボディでも、F903iが曲線を多用した柔らかいイメージで仕上げているのに対し、F903iX HIGH-SPEEDは八角形をモチーフにした直線基調のシャープな仕上がり。ボディカラーもシルバーとワインレッドを採用するなど、「スピード感を表現したデザイン。どちらかといえば男性を意識した端末」(説明員)だという。
最大10Mバイトまでの大容量iモーションの再生に対応しており、容量の大きな動画を視聴可能。またH.264コーデックの動画再生にも対応し、よりなめらかでハイクオリティな動画を楽しめる。動画プレーヤーには、長時間の動画を快適に楽しむためのレジューム機能や位置指定再生機能、スキップ、リプレイ機能などが用意される予定だという。
音楽機能は、音楽専用のHSDPA対応機向けのプッシュ型音楽番組配信サービスの「ミュージックチャネル」を2チャンネル登録できるほか、着うたフル、Windows Media Audio形式の楽曲の再生に対応(「Napster」含む)。ダウンロード購入した着うたフルやWMA形式の楽曲に加え、WMAフォーマットにエンコードした手持ちのCDの楽曲も楽しめる。F903iと同様、着うたフルとWMAを混在させたプレイリストの作成にも対応。冬モデルのWMA対応端末の中で唯一、内部メモリにWMAの楽曲を保存できるのは注目すべき点だ。
端末の側面にはミュージックコントロールキーが用意され、メールやiモード、フルブラウザの利用中でもキーの長押しで音楽プレーヤーを起動できる。ミュージックコントロールキーは上下操作で曲の早送り/巻き戻し、曲のスキップ操作が可能。いちいち端末を開くことなく、音楽周りの各種操作を行える。「F902iSの背面にあるラウンドイルミネーションが側面に付いているイメージ」(説明員)
1Gバイトの内蔵メモリには、着うたフル、WMAなどの音楽ファイルや写真データ、メガiアプリなどを大量に保存できる。「内蔵メモリには、1曲3.5M程度の音楽ファイルなら約200曲、カメラで撮影した動画は約12時間分を保存できる」(説明員)
端末に装備されたFMトランスミッター機能を利用すれば、着うたフルやWMA形式の楽曲、ミュージックチャネルを、FMラジオ付きオーディオコンポやカーステレオのスピーカー経由で聞くことも可能だ。
機種名 | F903iX HIGH-SPEED |
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サイズ(幅×高さ×厚み) | 50×102×24ミリ |
重さ | 135グラム |
連続通話時間 | 約160分(テレビ電話:約100分) |
連続待受時間 | 約500時間(静止時)、約360時間(移動時) |
アウトカメラ | AF付き320万画素CMOS |
インカメラ | 11万画素CMOS |
外部メモリ | microSD(別売り) |
メインディスプレイ | 2.4インチ約26万2114色TFT液晶(240×320ピクセル) |
サブディスプレイ | − |
ボディカラー | ASH SILVER、DARK WINE |
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