三菱電機は3月27日、2画面携帯「D800iDS」向けアプリを募集した「2画面iアプリコンテスト」(1月16日の記事参照)の結果を発表した。
D800iDSは、ダイヤルキー部分にタッチパネルを装備したFOMA端末。コンテストは、2画面携帯の可能性を追求するため、2つの画面とタッチパネル操作を生かしたゲームや生活便利ツールをユーザーから公募したもので、1月16日から2月7日までのエントリー募集期間に応募のあった63作品から、大賞1作品、審査員賞3作品、佳作11作品を決定した。
大賞に選ばれたのは、左右反転した2つの絵を見比べて間違いを見つけ出し、直感的に答えていく「左右反転間違い探し」。2画面とタッチパネルの特長を生かしたことや、画面の縦横どちらも使うという発想の意外性が評価された格好だ。三菱電機も今後の展開次第では、2画面携帯を本のように左右見開きとすることで、文字の学習や知育教育などに利用できそうだと期待を寄せている。
また本コンテストには、NTTドコモのコンテンツ担当部長である山口善輝氏と、モバイル&ゲームスタジオ代表取締役会長の遠藤雅伸氏が、審査員として参加。大賞作品に対して、「商品として世に出てもおかしくないレベルで、ストレートに面白いと感じました。『2画面』と『タッチ』という従来機との操作方法の違いを楽しみながらプレイできる点を評価し、大賞に選びました」(山口氏)、「2画面とタッチパネルを使うことをうまく利用し、左右反転の問題や縦持ち横持ちの設定など、2画面端末の持ち味を引き出した作品だと思います。配信型ならお金をとっても成り立つ良質のソフトでした」(遠藤氏)とコメントしている。
審査員賞に選ばれたのは、上画面に表示される問題を見て、下画面にランダムに並んでいる15文字の漢字パズルを正解に並べ直す「四文字熟語15パズル」、画面を塗って/閉じて/貼り付ける、新感覚のアクションゲーム「DAMOMO」、タッチペンをブルーム(ブラシ)代わりにカーリングを楽しむ「The Simpleカーリング」の3作品。佳作は以下の通りとなっている。
タイトル | 内容 |
---|---|
Go Away | 障害物を避けつつ、敵から延々と逃げるレースゲーム |
さるなげ温泉 | 温泉からさるを放り投げてイチゴを集めるゲーム |
ジャンピングキャンディ | 上から降ってくる赤、緑、青のドロップをつなげて消す落ち物パズル |
そろばん+(soroban) | タッチパネルで再現したそろばん |
DialCall | タッチパネルで再現した昔懐かしいダイヤル式電話 |
タッチカクテル | マスター気分が味わえる、これまでにないカクテル作りゲーム |
忍者シシ丸 | 投擲/斬撃指南もある忍者ゲーム |
BEYOND BOY | 下画面にしなったポールを描いてキャラクターを高く跳ばす棒高跳びゲーム |
ぴよぴよ3 D800iDS版 | ヒヨコを移動させてフタバを消していくゲーム |
ふろっぐすとーりー | カエルの一生を題材にしたミニゲーム |
Ring Pass 3D | D800iDSを横に持って、2画面で立体視を行うゲーム |
なお、受賞作品を含む1次審査を通過した30作品は、iモードサイト「My D-style」でダウンロードすることができる。情報料は無料で、別途パケット通信量がかかる。My D-styleへのアクセスは、「iMenu」→「メニュー/検索」→「ケータイ電話メーカー」→「My D-Style」から。
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