シャープの最新FOMA端末「SH904i」は、好評の「SH903i」が持つワイドタイプのモバイルASV液晶や大型のフレームレスキーといった特徴を受け継ぎながら、さらなる進化を遂げた。
ボディは折りたたみ型で、背面に0.8インチの有機ELサブディスプレイを搭載している。背面のアルミパネルは、4色のボディカラーに合わせ、それぞれに異なる加工が施されている。ソリッドブラックはスライドスピン加工、ラインブルーはヘアライン加工、クリスタルホワイトは3層コーティング、そしてプレミアムピンクはスピン加工を採用し、4色それぞれが個性的な装いだ。
メインディスプレイにはワイドQVGA表示が可能な3インチのモバイルASV液晶を搭載。液晶テレビAQUOSの技術を応用した、6色カラーフィルタやSV(Super Vivid)エンジンを引き続き装備する。ディスプレイのサイズはSH903iの2.8インチから0.2インチ大きくなったが、ボディの幅はSH903iと同じ50ミリを維持している。
機能面でもっとも目を引く特徴は、十字キーの上部に搭載された新たな操作デバイス「TOUCH CRUISER」だ。ノートPCなどに搭載されるタッチパッドと同等の機能を持つもので、パッド上で指を動かしてカーソルが操作できる。フルブラウザでWebページを閲覧する際に、上下左右や斜め方向にカーソルが動かせるだけでなく、メニュー画面やアドレス帳の操作などにも利用できる。
そのほか、カメラで名刺を撮影すると文字を認識してアドレス帳に自動で入力する「名刺リーダー」を装備。コンティニュアスオートフォーカス(AF)対応の3.2メガピクセルCCDカメラでは、QVGA動画を撮影してパノラマ写真に変換する機能も用意した。端末の動きをサブカメラで認識するモーショントラッキング機能を利用する直感ゲームに対応するほか、シャープ独自のマンガ・ブックリーダーもプリインストールしている。
音楽機能は、従来機から対応していたSDオーディオとWindows Media Audio(WMA)、着うた/着うたフルに加えて、新たに始まった着うたフルの定額利用サービス「うた・ホーダイ」もサポート。10Mバイトiモーションによるビデオクリップも視聴可能だ。
フルブラウザやドキュメントビューアも標準搭載しており、PCと連携した利用も可能。高速赤外線通信が可能なIrSimpleも備えている。
機種名 | SH904i |
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サイズ(幅×高さ×厚み) | 50×107×19.9ミリ |
重さ | 約130グラム |
連続通話時間 | 約170分(テレビ電話:約120分) |
連続待受時間 | 約500時間(静止時)、約350時間(移動時) |
アウトカメラ | AF付き有効約320万画素CCD |
インカメラ | 有効約11万画素CMOS |
外部メモリ | microSD(最大2Gバイト、別売り) |
メインディスプレイ | 3インチ(240×400ピクセル)約26万2144色モバイルASV液晶 |
サブディスプレイ | 0.8インチ(96×39ピクセル)1色有機EL |
ボディカラー | ソリッドブラック、クリスタルホワイト、ラインブルー、プレミアムピンク |
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