2006年8月28日に発表されたau秋冬モデルの「W41SH」からKDDI向けに端末供給を開始したシャープ。同社の端末は、常に上質さを備えており、若者向けというイメージが強いau端末の中で独特の存在感がある。
2007年夏モデルとして登場した「W52SH」も、その上質なテイストを持ったコンパクトなワンセグ端末だ。「AQUOSケータイ W51SH」ほどの強烈なインパクトはないものの、最薄部17.6ミリの回転2軸ボディに2.8インチのワイドQVGA(240×400ピクセル)ディスプレイや2MピクセルCMOSカメラ、EZ FeliCaなどを備えている。ボディカラーはグレシャスブラック、ロージーレッド、インテリジェントホワイトの3色展開で、いずれもシックな色合いだ。
平たく薄い回転2軸のボディやディスプレイの側面に配された銀色のラインなど、外観の印象はどことなく同社のドコモ向け端末をほうふつとさせる。背面のテクスチャーや素材感も、シャープ端末としてはおなじみのもので、いかにも“シャープらしい”端末といえる。
前述の通り、W52SHはワンセグチューナーを搭載している。サイクロイド型ではないワンセグ端末は、シャープとしては初めての製品化となる。出荷時の設定では、ディスプレイを表にして閉じるとワンセグが自動起動するように設定されており、ロッドアンテナを引き出せばすぐに視聴可能だ。チャンネルの操作などは右側面(ワンセグ視聴時は上面)のキーを利用する
W51SHでサポートしていた電子番組表(EPG)から操作できる録画予約や視聴予約、スケジュール機能を利用した予約、メールなどの着信があっても予約録画を継続する機能などはすべて継承しており、使い勝手は良好だ。なおデジタルラジオには対応していない。
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