モバイルSuica会員、50万人を突破――Suica発行数の約2.4%

» 2007年05月25日 18時50分 公開
[吉岡綾乃,Business Media 誠]

 東日本旅客鉄道(JR東日本)は5月25日、モバイルSuicaの会員数が5月24日に50万人を超えたと発表した。2006年1月28日にスタート(2006年1月の記事参照)してから、482日での数字。

 カードと携帯を合わせたSuica全体の発行数は2042万(4月末の数字、このうち電子マネー対応Suicaは1686万枚)なので、約2.4%がモバイルSuicaということになる。

 2006年1月のサービス開始当初、JR東日本では、1年間で100万人のモバイルSuica会員獲得を目標としていた。開始2週間弱で1万人を超えたが(2006年2月の記事参照)、当初はNTTドコモとauのモバイルSuica対応機種を持っており、しかもビュー・スイカカード※のユーザーでないとモバイルSuicaには登録できなかったこともあり、会員数は伸び悩んだ。

※ビュー・スイカカード……JR東日本が発行するクレジットカード。Suica機能を内蔵している
2006年1月、モバイルSuicaサービス開始初日の池袋駅

 2006年10月からはビュー・スイカカード以外のクレジットカードも登録できるようになったほか、銀行口座からのチャージにも対応し、クレジットカードを持っていなくても利用できる「EASYモバイルSuica」サービスを開始した(2006年7月の記事参照)。また12月からはソフトバンクモバイルのおサイフケータイでもモバイルSuicaが利用できるようになった(2006年12月の記事参照)。この時点で、Suicaの発行枚数はカードと携帯を合わせて約1800万枚、モバイルSuicaは約20万でSuica全体の約1%だった(2006年12月の記事参照)

 2007年3月からは首都圏の私鉄・バスで利用できるPASMOとの相互利用が始まり(参考記事1参考記事2参考記事3)、カード・モバイル共にSuicaの発行枚数も伸びている。4月10日には、カードタイプSuicaの発行枚数が2000万枚を超えた(4月10日の記事参照)

JR東日本のプレスリリースより

 6月1日からはモバイルSuica会員、ビュー・スイカ会員を対象に、独自ポイント制度「Suicaポイント」を提供する。5月21日からは既に、Suicaポイントクラブの会員登録が始まっている(5月10日の記事参照)。また2008年春からは、JR東のSuica、JR西のICOCA、JR東海のTOICAが相互利用できるようになるほか、「モバイルSuica特急券」サービスが始まる予定だ(5月16日の記事参照)

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