5分で分かる、今週のモバイル事情5月26日〜6月1日

» 2007年06月03日 02時04分 公開
[園部修,ITmedia]

東芝、ウィルコム向けの音声端末「W320T」を発表

 ウィルコムは5月31日、かねてから予告していたとおり、東芝製の音声端末「WX320T」を7月上旬に発売することを明らかにした。

 WX320Tは、ウィルコム向けの端末としては初めてアンテナを端末内に内蔵したW-OAM対応の折りたたみ型音声端末だ。2.4インチの QVGA(240×320ピクセル)ディスプレイと24×64ピクセルのサブディスプレイを装備するほか、有効約130万画素のCMOSカメラも搭載。

 ダイヤルキーには、東芝製の携帯電話ではおなじみの「でかキー」を搭載し、赤外線通信機能も備えた。待受中や通話中にもっとも電波の強い基地局をサーチすることで安定した通話を実現する「ベストコネクト」機能も用意する。

 東芝のPHS端末投入は、2001年発売の「Beat Carrots」以来約6年ぶり。WX320Tにも、東芝製PHS端末に共通の“Carrots”ブランドを採用している。ウィルコム向け端末でPHS市場に再参入する理由を、東芝モバイルコミュニケーション社統括技師長の岡本光正氏は「ウィルコム側から使いやすく親しみやすい、ユーザーフレンドリーな端末に関する製造要望があったこと、そして、伸びる傾向にあるウィルコムの市場環境とユーザーフレンドリーを軸にする東芝の携帯端末開発に対する考え方が合致したため」と話した。「ウィルコム向けのスマートフォンW-SIM対応端末の開発も、時期や内容はまったく未定だが検討しているのは確か」(岡本氏)だという。

 またウィルコムは、京セラ製の「WX320K」に新色「グリーン」と「ピンク」、ケーイーエス製の「9(nine)」に新色「レッド」と「グリーン」を追加することも発表した。

 なおウィルコムは、6月7日にシャープ製のWindows Mobile 6搭載スマートフォンの新モデルを発表することも予告している。

ドコモの「2in1」、開始直後に障害発生

 NTTドコモが2月25日からサービスを開始した、1つの端末で2つの電話番号と2つのメールアドレスを使い分けられる「2in1」で、開始初日に障害が発生した。

 障害の内容は、「2in1サービスを契約後、開始設定しようとしても開始設定できない」「Bナンバーに着信があった場合、着信しない」というもの。ドコモショップやドコモスポット以外の量販店や一般販売店で端末を購入したユーザーや、番号ポータビリティを利用してドコモに転入し、新規での契約と同時に2in1に加入したユーザーに、この不具合が起こった。

 障害は25日23時20分には復旧。原因は「情報システムのプログラム不具合によるもの」だという。

イー・モバイル、8月以降のサービス開始エリアを発表

 イー・モバイルは5月30日、同社のスマートフォン「EM・ONE」向けに専用のコンテンツブラウザ「3D Box」の提供を開始した。無料でダウンロードできる。

 3D Boxは、EM・ONE内にあるコンテンツおよびEM・ONE向けにオンラインで提供されるダウンロードコンテンツのポータルとして用意された専用アプリ。立体空間内のキャビネットと引き出しのように表現された独特のインタフェースを持ち、直感的な操作ができるという特徴を持つ。TBSが提供する動画ニュースや吉本興業の芸人が出演するフィルムやムービー、ウェザーニュースによる動画天気予報、映画の予告編や音楽のプロモーションビデオなどを無償で提供している。

 またイー・モバイルは同日、5月中に開局した基地局のエリアを発表。関東、東海、関西地域で順調に対応エリアを広げている。東名阪以外では、予定通り7月から北海道札幌市、宮城県仙台市、福岡県福岡市・北九州市でサービスを開始。さらに8月には、栃木県宇都宮市、群馬県前橋市・高崎市、茨城県水戸市・つくば市、静岡県静岡市、愛知県一宮市・岡崎市・春日井市・豊田市・豊橋市、奈良県奈良市、広島県広島市で順次サービスを開始すると発表した。

ドコモとファミリーマート、「iD」と「トルカ」導入で資本・業務提携

 NTTドコモとファミリーマートが5月28日、資本・業務提携をすることで合意した。ドコモは、ファミリーマートの発行済み株式の約3%に当たる293万500株を、約90億円で6月13日に取得する。

 ファミリーマートでは2008年5月末までに、全店の全レジで、ドコモのおサイフケータイで利用できるクレジットサービス「iD」と「トルカ」を導入する計画だ。また同社の多機能マルチメディア端末「Famiポート」全端末に、おサイフケータイ対応のリーダー/ライターを搭載し、同社のEコマースサイト「ファミマ・ドット・コム」ではiDのネット決済にも対応する。

 さらにファミリーマートのポイントカード「ファミマカード」のうち、クレジットカード機能付きカードの会員に対し、iD決済を利用できるサービス「ファミマiD(仮称)」の提供を計画。ファミマiD利用者向けに各種特典を用意するほか、ドコモがイシュアーとして提供するクレジット決済サービス「DCMX」ユーザーにも特典を提供する。またおサイフケータイ用アプリとして、ファミマカードのサービスを一部体験できる「お試しカード(仮称)」を発行予定。いずれも2008年5月末までに実施する。

 なおドコモはローソンとも同様の業務・資本提携を結んでいる(2006年3月の記事参照)。ローソンでは2007年3月に全店へのiD導入を完了しており、ローソン・シーエス・カードが発行する「ローソンパスVISA」カードの会員がiDを利用可能になる「ローソンパスiD」サービスを提供している(2月27日の記事参照)。

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