ビットワレットは5月28日、同社が運営するプリペイド型電子マネー「Edy」の累計発行数が3000万を突破したと発表した。3000万はカードタイプ、おサイフケータイなどを含む数字で、同社ではおサイフケータイ分のEdy発行数が6月中に600万を超える見込みとしており、Edyの累積発行数のうち、20%弱がおサイフケータイということになる。
現在FeliCaを利用した決済サービスはさまざまなものがあるが、2004年6月にドコモが初めて「iモードFeliCa」サービスを開始したときから、Edy用アプリがおサイフケータイ全機種にプリインストールされていたこともあり、Edyはおサイフケータイの代表的サービスというイメージが強い(現在、NTTドコモとauはEdyをプリインストールをしていない、2006年9月の記事参照)。
Edyは2001年11月のサービス開始から42カ月で発行数1000万枚を超え(2005年5月の記事参照)、その後16カ月で2000万枚を超えた(2006年8月の記事参照)。
ビットワレットではEdyの特徴について、クレジットカードと違い、与信が必要なく発行しやすいので誰にでも使えること、社員証、学生証、マンション鍵や会員証などバリエーションが幅広いこと(600種類以上)、Edyの発行管理事業者は14社あり、カード発行事業者のニーズに応えやすいことなどを挙げている。
なお、他事業者の発行するプリペイド型電子マネーとしては、JR東日本の「Suica」の発行数が約2042万(4月末の数字。このうちモバイルSuicaは50万、5月25日の記事参照)、4月にサービス提供を開始したセブン&アイ・ホールディングスの「nanaco」発行数が約100万(5月末の数字。このうちモバイルnanacoが約15万、5月24日の記事参照)となっている。
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