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» 2007年06月20日 18時11分 公開

キャリア乗り換え、3割が「期待はずれ。予想より高くなった」──ブランド総研調べ

ブランド総合研究所は、2006年10月の番号ポータビリティ開始以降の携帯キャリア乗り換え実態に関する調査結果を公表した。乗り換えにあたる主目的の大半は「料金」。料金プランやサービスが多すぎて「分かりにくい」と声も多く確認された。

[ITmedia]
photo 乗り換えの目的

 ブランド総合研究所は6月20日、番号ポータビリティ(MNP)開始以降の携帯キャリア乗り換え実態に関する調査結果を公表した。対象は番号ポータビリティ開始日の2006年10月24日以降に携帯キャリアを乗り換えた(MNPを利用せずキャリアを乗り換えた場合も含む)、国内の16才から49才までの男女1560人(携帯キャリア3社、各約500人)。調査時期は2007年6月2日から7日(予備調査は5月30日から開始)。

 携帯キャリアの乗り換えを考える際に最も重視した項目は「料金(料金プラン、割引サービスなど)」。乗り換え目的項目の半数を超える55.4%を占め、「携帯電話機」の19.2%、「携帯キャリアのネットワーク(エリア、通話品質など)」の18.1%を大きく上回った。端末の機能そのものや通信エリアなどにおける差別化要素は少なくなってきており、携帯キャリアの変更、乗り換えを検討する場合は「料金」が検討項目の中心になるという消費者心理を克明に示しているとする。

 乗り換え後の料金は「安くなった」が全体の50.5%を占めた一方、「高くなった」と答えた人も22.6%存在した。その印象も「予想より安くなった」が17.7%、「予想通り」が38.8%、「予想より高くなった」が29.8%。乗り換えの主目的が料金だっただけに、「期待がはずれた」という印象を持つ人もかなり多いことを明示する。

 ただし、料金に対する評価は乗り換え先の携帯キャリアによって大きく異なる。携帯キャリア別に見ると、ソフトバンクモバイルは「安くなった」が74.6%で「高くなった」の9.9%を大きく上回った。

photo 乗り換え後の料金満足度

料金、サービス「分かりにくい」が原因

 「予想より高い」という意見が多かった理由として同研究所は、乗り換えに対する情報が十分でなかったことが主な原因と分析する。乗り換えにあたって感じた不満点の設問で「料金やサービス、機能の種類が多く、理解しにくい」が全体33.5%にも及んだほか、「料金に関する説明が分かりにくい」、「乗り換えにあたる費用がかかりすぎる」、「乗り換えの手続きが面倒」などの不満点へ多くの声が集まった。

 今回の調査の詳細は「携帯電話乗り換え実態調査 総合報告書」として7月に発行、販売する。価格は45万円(税込み)。

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