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» 2007年08月31日 22時51分 公開

5分で分かる、今週のモバイル事情8月25日〜8月31日

8月最後の週、ドコモがケータイライクな使い勝手のWindows Mobile端末を発表。9月10日の免許申請受付を前に、“2.5GHzでWiMAX”を狙う各キャリアの動きがあわただしくなってきた

[後藤祥子,ITmedia]

使い勝手はケータイ、中身はWindows Mobile──ドコモのビジネスケータイ

 ドコモが8月30日、Windows Mobile 6を搭載したFOMAハイスピード(HSDPA)対応のビジネスケータイ2モデルを発表した。新たな1100シリーズとして登場したのは、富士通の「F1100」とHTCの「HT1100」。特徴は「携帯の形をしたWindows Mobile端末」として開発された点だ(8月30日の記事参照)

 両端末ともスライドボディを採用し、コンシューマー向け携帯と同様のダイヤルキーを装備。これまでの使い慣れた作法でWindows Mobileの各種機能を利用できるよう、使い勝手は細かい部分まで配慮したという。NTTドコモ 執行役員プロダクト&サービス本部プロダクト部長の永田清人氏は、1100シリーズについて「法人の要求を満たせるものであると同時に、コンシューマーにも受け入れられるものを目指した」と説明している。

 発売は2008年1月以降を予定。価格は90xiシリーズと同程度になる見込みだという。

アッカとドコモ、“2.5GHzでWiMAX”の免許申請で提携

 9月10日の免許申請受付を前に(8月7日の記事参照)、アッカ・ネットワークスとNTTドコモが提携して“2.5GHzでWiMAX”の免許取得を目指すことで合意した(記事1記事2参照)。

 ドコモはアッカ・ネットワークスの子会社、アッカ・ワイヤレスに“3分の1ルール”に則った額となる約190億円を出資。事業の展開にあたっては、アッカ・ネットワークスが有線ネットワークの運用や営業などの事業運営全般を担当し、ドコモが無線ネットワークの構築や無線技術に関する支援を行う。なおアッカ・ワイヤレスは、他のパートナーとの提携についても検討を進めているという。

 2.5GHz帯の免許については、総務省が既存の3Gキャリアには割り当てない方針で(5月15日の記事参照)、割当先はアッカ・ネットワークス(WiMAX)とウィルコム(次世代PHS)が有力視されている(5月16日の記事参照)。こうした背景から、同帯域を利用してWiMAX事業の展開を目指す携帯キャリアは、出資を3分の1以下におさえた形での申請を余儀なくされ、さまざまな提携の形を模索している。

 なお免許申請に関する提携については、6月にイー・アクセスとソフトバンクが免許取得に関する検討を共同で行うと発表している(6月21日の記事参照)

イー・モバイル、10万契約突破

 8月29日、イー・モバイルの契約数が10万を突破した(8月29日の記事参照)。開業当初の目標より1カ月前倒しとなる約5カ月で達成したという。

 イー・モバイルは3月31日に開業した新規参入キャリア。HSDPA網を利用したモバイルブロードバンドサービスを提供しており、エリアは東京、大阪、名古屋、神奈川、埼玉、千葉、京都、兵庫、愛知、北海道、宮城、福岡、静岡、奈良、広島の各都道府県まで拡大した(8月30日の記事参照)

 同社はさらなるエリアの拡大を推進し、2007年度末の30万契約を目指す。

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子供を携帯ネットのダークサイドから守るには

 8月28日、毎日新聞社とDeNAの主催による「10代の『ケータイ事情』──子供と携帯電話の明るい未来を目指して」と題したイベントが開催された。

 講演に立ったのは、子供の携帯ネット利用に関する負の側面について調査・研究を行っている群馬大学社会情報学部大学院の下田博次教授と、10代の利用が約半数を占める携帯コミュニティサイト「モバゲータウン」を運営するDeNAの南場智子社長。下田教授は子供の携帯ネット利用について、携帯を通じて見知らぬ相手と交際したり、お金を稼いだり、非合法なものを購入できるなどの危険な側面を説明し、こうした行為が親の目の届かないところで起こっていると警告(8月28日の記事参照)。携帯キャリアの責任を問うとともに、地域ぐるみ、社会ぐるみでの取り組みが早急に必要だと訴えた(8月31日の記事参照)

 南場氏は、携帯コミュニティサイトで悪用を防ぐためにどんな対策を講じているのかを説明した(8月29日の記事参照)。サイト内では違法行為や誹謗中傷の書き込み、公序良俗に反する行為や営利目的の勧誘行為などに加え、サイト内で出会いを求める行為も禁止しており、悪質な違反者は即時強制退会処分とするなど厳しいルールを設置。監視も24時間365日体制で行っているという。

 ただ、「(監視を)24時間365日体制にしても、人数を増やしても思っていないような行為が出てきたり、警戒すべき事象が新たに見つかる」といい、根気よくあきらめずに健全性を維持する活動を繰り返すことが大事だとした。

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