Nokiaおよびノキア・ジャパンは8月15日、2005年12月から2006年11月に製造された松下電池工業製のバッテリーパック「BL-5C」が、充電中にショートして加熱し、電池パックが外れる可能性があることを明らかにした(8月15日の記事参照)。対象となるバッテリーは全世界で約4600万個、国内でも16万個に上るが、対象バッテリーは良品と交換する。
BL-5Cはこれまで3億個以上が製造されており、全世界で約100件、国内で2件の過熱の報告があったという。同事象による人的被害はないものの、国内で床の一部が焦げるなどの物的破損が発生している。ドコモの「NM850iG」やソフトバンクモバイル(旧ボーダフォン)の「702NK」「702NK II」「804NK」などにも使用されており、これらの機種はキャリアと協力して回収および交換を行う。
対象か否かは、バッテリー「BL-5C」の裏面にある26ケタの製造番号を同社のチェックサイトで確認できる。
なお、配送、コールセンター、交換用バッテリーなど、バッテリー交換に関連する直接的な費用は、松下電池工業が負担することで合意しており(8月24日の記事参照)、親会社の松下電器産業も交換費用として100億〜200億円の費用を負担する(8月24日の記事参照)。
ソフトバンクモバイルは8月13日、月額980円の料金プラン「ホワイトプラン」の申込件数が700万件を突破したと発表した。
ホワイトプランは2007年1月16日から導入した、同社携帯宛てに1時から21時まで国内通話およびメールがし放題などの特典を設ける料金プランだ。6月7日に500万件、7月8日に600万件を達成しており、ほぼ1カ月に約100万件のペースで増加している。
ホワイトプランの好調もあって、同社は2007年5月以来、3カ月連続で純増トップを記録。新規契約者の99%はホワイトプランを選択しているという。
また、第3世代(3G)携帯契約数も1000万件に達した。2002年12月の3Gサービス開始以来、約4年半で達成し、2007年7月末時点の累計契約数で換算した3G契約率は約60%。3G契約率は2007年7月末現在、ドコモが約73%、KDDIが約96%だが、急速に追い上げている。
NTTドコモは8月22日から、1回線の契約でも基本料金がいきなり半額になる「ひとりでも割50」と、契約グループ全員の月額基本料金を一律で50%割り引く「ファミ割MAX50」をスタートした(7月27日の記事参照)。
いずれも2年間の継続利用を条件に、契約初年度から基本料金が半額になるサービス。KDDIが9月1日から導入する、2年契約を条件に1年目から基本料金を半額にする「誰でも割」に対抗し、スタート時期を前倒しした。
ドコモはこの新サービスの導入による減収が約400億円に上ると試算しているが(7月27日の記事参照)、純増シェア回復のためあえて導入に踏み切る。
なおドコモは9月1日から10月31日まで、電話をかける際に入力したメッセージを相手の着信画面に表示できる「着もじ」サービスの送信料を無料にするキャンペーンも発表している(8月22日の記事参照)。
KDDIは8月21日、ワンセグに対応したau端末の累計契約数が8月16日時点で500万を突破したと発表した。2005年12月のワンセグサービス開始以降、2006年10月に100万契約(2006年10月の記事参照)、2007年2月に200万契約を突破していた(2007年2月の記事参照)。
同社は2005年12月に三洋電機製のワンセグ端末「W33SA」を発売して以来、21機種のワンセグ端末を投入している。
ウィルコムは8月16日、割賦販売制度「W-VALUE SELECT」を使って新規契約や機種変更できる対象機種の拡大を発表した(8月16日の記事参照)。
新たに追加されたのは東芝製の「WX320T」、京セラ製の「WX320K」「WX310K」、日本無線製の「WX321J」「WX220J」、ケーイーエス製の「9(nine)」の6モデルで、8月20日からW-VALUE SELECTを利用して購入可能になっている。
支払金額は機種によって個別に設定されており、新規契約か機種変更価によって変わるほか、契約する料金プランによっても設定が異なる。
なお同社では、紹介者、被紹介者双方に1000円ずつキャッシュバックする「みんなでウィルコム紹介キャンペーン」を2008年3月31日まで延長したほか、「W-VALUE-SELECT」を利用すると1000円のキャッシュバックがあるWチャンスキャンペーン(12月31日まで)を実施している(8月20日の記事参照)。さらに、同社端末から空メールを送ると、抽選で100名に額縁が当たる「ほんとうの定【額】プレゼントキャンペーン」も実施中だ。こちらは9月30日 23時59分まで。
グーグルは8月21日、ドコモ端末向けのiアプリ「モバイルGoogleマップ」を公開した。アプリの利用料は無料(パケット通信料は別途必要)。
モバイルGoogleマップは、Googleマップの機能をiアプリ上で利用可能にしたもの。携帯から地図や航空写真などが閲覧できる。操作性はPCでGoogleマップを利用するときとほぼ同等で、地域に結びついたビジネス情報なども参照可能だ。
対応機種はドコモの903iシリーズ以降。
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