ウィルコム販売ランキングの顔ぶれは今回も同じで、順位の入れ替えはない。
首位は京セラ製の「WX320K」、続いてケーイーエス製の「9(nine)」、ネットインデックス製の「nico.」をトップ3に、以下、東芝製の「WX320T」、シャープ製の「Advanced/W-ZERO3[es]」がランクインした。
ウィルコムの契約数は2007年8月、2004年2月以来となる純減を記録した。同社は大口の契約が見込める法人契約の滞りやW-VALUE SELECT開始当初の認知・対ユーザーメリット不足などが要因だったとしているが、純減にまで至ると相当焦ったと思われる。そのためかW-VALUE SELECTの適用範囲を広げるとともに、利用者向けに特典を用意する数々のキャンペーンなどを実施し、解約者の引き留めや契約者促進策を図った(ちなみに9月の契約数はかろうじて純増に転じている)。
さらに10月10日から、キャンペーン「ウィルコム大感謝祭」を行うとともに、W-VALUE SELECT対象機種をさらに拡大し、W-VALUE割引の改訂も行った。この改訂で、例えばスマートフォンの「W-ZERO3[es]」は持ち帰り0円、月々の分割金額1680円(24回)/W-VALUE割引額1680円(最大24回)。つまり、(いくつかの“縛り”はあるものの)実質0円で機種変更できるようになった。これならばと思う現ウィルコムユーザーも多いのではないだろうか。
同じく割賦販売制度を導入するソフトバンクモバイルも「持ち帰り0円、追加支払い0円」とする“やや古い”端末が現在も人気機種の1つになっているが、ウィルコム端末もこの傾向は出てくるだろうか。今後、どう順位が変わってくるか楽しみだ。
ウィルコムの直販サイト「ウィルコムストア」で公開されている売れ筋ランキング(2007年10月12日現在)は以下の通り。
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