2.8インチワイドの有機ELにEV-DO Rev.A、ワンセグ、Bluetooth、大容量内蔵メモリ──。2007年はau向けに“ほぼ全部入り”端末を多く投入する東芝は、今回の秋冬向けモデルにも期待通りのハイエンドモデル「W56T」を投入する。
W56Tは「リバーシブルスタイル」と呼ぶ、ディスプレイが360度裏返るスタイルを採用した。同社はボーダフォン(当時)向けのアナログTVチューナー搭載端末「V604T」などにもこのスタイルを採用したが、本端末はディスプレイ部が非常に薄いために当時のような分厚い印象は皆無。厚さ17.8ミリのスリムボディを実現する。
そのスリムボディの実現に一役買うのが、2007年春モデル「MEDIA SKIN」や9月26日に発表した「INFOBAR 2」に続く採用となる有機ELディスプレイ。INFOBAR 2よりひと回り大きい2.8インチワイドパネル(ワイドQVGA)を採用し、ワンセグや映像コンテンツを色鮮やかに表示するという。映像は東芝の液晶テレビ「REGZA」シリーズで培ったチューニングが施され、青い空、山の深緑、肌色など、人が記憶の中で思い出すような色にする「記憶色補正」やファイン/シネマといった番組に応じた画質に設定できる機能を搭載。回転動作と連動してワンセグを起動する仕掛けや最大15時間録画、録画予約、タイムシフト再生機能なども設ける。
今回auのサービスで大きく強化されたLISMOのオーディオ機器連携機能にも対応する。ソニー製携帯オーディオプレーヤー「ウォークマン」や家庭用HDDコンポ「ネットジューク」と連携した相互転送や再生、PC向け音楽配信サイトで購入した楽曲が扱えるほか、約800Mバイトの内蔵メモリやAVプロファイル対応のBluetoothも搭載。ワイヤレス出力は音楽のほか、ワンセグ、FMラジオ、LISMOビデオクリップなどの音声出力などに対応する。
そのほか2006年秋冬モデルの「W47T」「DRAPE」以来となる、高速通信規格のEV-DO Rev.Aに対応。下り3.1Mbps/上り1.8Mbpsで通信でき、テレビ電話機能も搭載する。日本語入力システムは今までのMobile Rupoから「ATOK for au+APOT」に刷新された。
機種名 | W56T |
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サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約50×106×17.8ミリ(暫定) |
重さ | 約145グラム(暫定) |
連続通話時間 | (検討中) |
連続待受時間 | (検討中) |
アウトカメラ | 有効約324万画素AF |
外部メモリ | microSD(別売り/最大2Gバイト) |
メインディスプレイ | 約2.8インチ(240×400ピクセル)有機EL、26万色 |
サブディスプレイ | 7×7ドットLED |
主な対応サービス・機能 | EZテレビ(ワンセグ)、デジタルラジオ、EZ・FM、EZ FeliCa、Bluetooth、PCサイトビューアー、オープンアプリプレイヤー、赤外線通信(IrSimple) ほか |
ボディカラー | ハイウェイオレンジ、チャイナホワイト、ユニバースブラック |
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