キャリア乗り換え後の満足度、ソフトバンクモバイルがトップに

» 2007年12月20日 23時37分 公開
[ITmedia]

 ブランド総合研究所は12月20日、第2回「携帯電話乗り換え満足度調査(2007下)」の結果を発表した。調査は12月1日から同5日まで、携帯電話を2007年6月から11月の間に乗り換えた16歳から49歳の男女を対象に実施したもので、有効回答数は1714人。

 同調査によれば、携帯電話を乗り換える際、携帯電話番号ポータビリティ制度を利用した割合は58.5%だった。2007年6月に実施した第1回調査では、MNP利用者は64.4%を占めており、この半年で減少したことになる。MNPを利用しなかった利用は、「変更にかかる手数料がかかるため」が38.5%、「番号を変えたかったため」が29.4%、「新規契約の方が特典が多かったから」が28.4%、「手続きが面倒だったため」が24.1%と並んだ。

 乗り換えの満足度については、「とても満足している」が16.2%、「まあ満足している」が61.0%と、合計77.2%の人が満足している結果となった。また、乗り換え後の携帯電話会社別に満足度を比較すると、最も満足度が高かったのはソフトバンクモバイルで79.2%。前回首位だったauの77.5%を上回った。

 乗り換えにより、毎月の使用料金が安くなったかどうかについては、56.4%が「安くなった」と回答した。実際の使用料金は、回答者平均で約1000円減少している。乗り換えにより、月々の使用料金が安くなった人が最も多かったのはソフトバンクで76.5%。これに45.3%のau、39.0%のNTTドコモが続いた。安くなった額の1人あたりの平均は、ソフトバンクが1822円、auが566円、NTTドコモが273円。ソフトバンクに乗り換えた人の満足度が高かったのは、使用料金が安くなった人が多かったことが要因のようだ。

 乗り換えに際しての不満で最も多かったのは「料金・機能の種類が多く理解しにくい」で44.0%。以下、「料金に関する説明がわかりにくい」が30.9%、「乗り換えの手続きが面倒」が20.5%、「乗り換えに当たって費用がかかりすぎた」が19.9%と続いた。

 なお、同調査の詳細は『携帯電話乗り換え満足度調査(2007下)・総合報告書』として、2008年1月に発売する。価格は45万円。

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