写真で解説する「X PLATE」

» 2008年01月22日 22時04分 公開
[田中聡(至楽社),ITmedia]

 セイコーインスツル(SII)製の「X PLATE(テンプレート)」(WX130S)は、サイズが110(高さ)×47.3(幅)×11.5(厚さ)ミリ、重さ約64グラムというコンパクトなストレート端末。W-OAMに対応したウィルコム端末としては最小・最軽量を実現している。

 “X PLATE”とは、「四隅造形(X)」と「薄い金属板(plate)」からなる造語で、「X=extraなプレート」と「テンプレート=template=ひな形」という2つの意味が掛け合わされている。

 ディスプレイは1.8インチ(128×160ピクセル)の6万5536色TFT液晶を搭載した。連続通話時間は約5.5時間、連続待受時間は約500時間。機能面では、赤外線通信、Eメール/ライトメール、POP3対応のメール、リモートロック、台湾・タイでの国際ローミングに対応する。一方、カメラ、ブラウザ、外部メモリー、Java、Flashプレイヤーは内蔵しておらず、通信も1xパケット方式のみに対応し、外付けモデムとしての利用はできない。

photophoto 本体正面。コンパクトなストレート型なのでキー面積が小さいが、ダイヤルキーに段差のある「テラスシェイプ」を採用しており、キーのタッチ感はおおむね良好だ。カラーはシルバー1色のみで、ターゲット層は男性ビジネスマンが想定されている

photophoto 本体は手の中に収まるほど小さい。ラウンドフォルムなので、ホールド感もよい

photophoto 裏面は非常にシンプルなデザイン。右上にスピーカーを搭載している(左)。左側面にUSB端子と赤外線端子を搭載。右側面には誤操作防止のキーを用意しており、このキーを待受け時に長押しすると、キーロックがかかる。なお、操作中にサイドキーを長押ししても、キーロックはかからない(右)

photo 本体右上にストラップホールがある

現地契約した「PIMカード」が利用可能

photo X PLATEとPIMカード

 X PLATEの大きな特徴は、PHS用のSIMカードである「PIMカード」を挿入することで、中国で通話ができることだ。PIMカードにはPHS回線の契約情報が登録されており、日本で利用する際には不要だが、中国で通話をする際に必要になる。

 このPIMカードは別売で、中国各地の中国電信・中国網通の直営店や一部の携帯電話ショップで購入できる。初期費用込みの価格は50〜100元(800〜1600円)程度で、購入時にはパスポートなど身分証明書の提示および登録が必要。現在のところ、基本的に日本ではPIMカードを購入できないが、「日本国内でもPIMカードをレンタルするサービスを検討中」だという。

現地契約とNTTドコモローミングとの料金
1分あたりの料金 中国現地PHS NTTドコモローミング
時間帯 日中 夜間 終日
市内 3.2円 75円
中国国内 11.2円 6.4円 75円
日本へ 128円 57.6円 175円
着信 無料 145円
PIMカードを利用したX PLATEの通話料の代表例。中国の市内での1分あたりの通話料は3.2円で、ドコモの国際ローミングの75円よりも大幅に安い

 PIMカードを挿入すると電話番号が変わるため、日本で契約した電話番号を現地で利用することはできない。そのため、日本からの電話を中国で受けるには、PIMカードに登録されている電話番号をあらかじめ伝えておく必要がある。

 また、中国で利用できるサービスは基本的に通話のみだが、説明員によると「X PLATE同士、または現地のPIMカード対応PHS端末同士なら、半角英数字のSMSを送受信できる」という。なお、X PLATEは中国語の文字入力はサポートしていない。

photophotophoto PIMカードは本体裏面のスロットに挿入する。形やサイズは3Gケータイで採用されているSIMカードとほぼ同様

photophotophotophoto メインメニューには3×3のアイコンが並ぶ。右上ソフトキーから赤外線通信のメニューを呼び出せる(左端)。壁紙の変更も可能だ(中央左、中央右、右端)

photophoto 日本語変換エンジンには「Advanced Wnn V1」を採用し、予測変換が可能(左)。文字入力後に上キーを押すと、英数カナが変換候補に表示される。数字は「12月」「1月2日」など、時刻の単位が含まれる(右)

photophoto メールの自動振り分けも可能で、送信者/グループ/件名/アカウントから振り分けられる。なお、新サービスの「デコラティブメール」は非対応

photophotophoto アラームは7件が用意されており、一覧からワンタッチでオン/オフを切り替えられる(左)。スヌーズの設定も可能で、1〜5分で間隔を選べる(中央、右)

photophoto カレンダーは1カ月表示が基本(左)。待受画面に表示させることもできる(右)

photophotophoto あらかじめ設定したパスワードを用いて、PCなどからX PLATEを遠隔操作でロックできる「リモートロック」にも対応する

photophoto 時刻の自動補正や定型文・ユーザ辞書の設定も可能

photophotophoto PIMカードの利用設定を行えるメニューもある

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月12日 更新
  1. 「iPhone 17e」と「iPhone 17」は何が違う? 3万円の価格差をスペックから検証する (2026年03月10日)
  2. 「iPad Air(M4)」実機レビュー 「もうProじゃなくてもいい」と思えた性能、だからこそ欲しかったFace ID (2026年03月09日)
  3. 「iPhone 17e」を試して分かった“16eからの進化” ストレージ倍増と実質値下げで「10万円以下の決定版」に (2026年03月09日)
  4. 自分で修理できるスマホ「Fairphone(6th Gen.)」を見てきた わずか10分で画面交換、2033年まで長期サポート (2026年03月10日)
  5. 携帯キャリアの通信9サービス、総合満足度はpovoがトップ サブブランド勢が好調 MMDが調査 (2026年03月10日)
  6. 60ms未満の音声遅延速度で端末をワイヤレス化「UGREEN USBオーディオトランスミッター」が30%オフの2309円に (2026年03月09日)
  7. キーボード付きスマホ「Titan 2 Elite」がUnihertzから登場 実機に触れて分かった“絶妙なサイズ感” (2026年03月09日)
  8. Qualcommのウェアラブル新チップが「Elite」を冠する理由 最新モデム「X105」は衛星通信100Mbpsへ (2026年03月11日)
  9. 【無印良品】ウエストポーチもになる「スリングバッグ」が3990円に値下げ中 植物由来の原料を使用 (2026年03月11日)
  10. 「えっ、地震?」──LINEが安否確認テスト 1日限定で 「紛らわしい」との声も (2026年03月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年