ソフトバンクが2月7日、2008年3月期第3四半期の決算を発表した。2007年4月から12月の売上高の累計が2兆587億6500万円に達し、前年同期比113%となったほか、営業利益も2601億8800万円と前年同期比で131.9%を記録。好調な移動体通信事業がけん引役となり、増収増益となった。
ソフトバンクは、2006年4月末からソフトバンクモバイルを連結しているため、前年同期の移動体通信事業の業績が8カ月分しか反映されていない。そのため9カ月分の業績を計上した2007年4月〜12月の実績は前年を大きく上回った。
移動体通信事業は売上高1兆2205億9100万円(前年同期比120.3%)、営業利益1479億8000万円(前年同期比130.3%)と順調に推移している。契約数の純増は8カ月連続で首位(2008年1月を含めると9カ月連続で首位)で、全契約数は1761万3500件となり、前年同期末から211万7000件増加した。
2008年3月期第3四半期の解約率は1.21%で、他キャリアよりは依然高いものの、3G携帯電話に限れば解約率は0.88%にまで低下している。ARPUは4520円で、前年同期と比較して1040円の減少。顧客獲得手数料(販売奨励金)の平均単価は3万3900円だった。
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