KDDIの2008年3月期第3四半期決算、増収増益を維持──売上高と営業利益を上方修正

» 2008年01月25日 16時00分 公開
[ITmedia]

 KDDIは1月25日、2008年3月期第3四半期の決算発表を行った。移動通信事業と固定通信事業を合わせた売上高は2兆6387億円で前年同期比7.2%増をマーク。営業利益も前年同期比17.4%増となる3710億円となり、増収増益だった。堅調な業績を受けKDDIでは、売上高の予想を3兆5000億円から3兆5800億円に、営業利益予想を3900億円から4140億円に上方修正した。

PhotoPhoto KDDIの2008年3月期第3四半期の決算も増収増益。携帯電話事業が引き続き業績を牽引する

 好調を牽引するのは携帯電話事業で、売上高は2兆1004億円で前年同期比6.3%増、営業利益が4114億円で前年同期比22.5%増。第1四半期から第3四半期までの純増数は137万(au:188万、ツーカー:−51万)となり、2008年3月期末に3000万契約を達成するという目標に向け堅調に推移しているという。番号ポータビリティを利用した転入超過数は48万1000件。

PhotoPhoto 2008年3月期第3四半期のARPUは6230円。引き続き減少傾向にはあるものの、期初予想よりは上回った。販売奨励金は第2四半期から1000円減少し、3万5000円となっている

 固定通信事業は、売上高が5343億円で前年同期比−0.4%の減収。営業損失は478億円となった。2007年12月末のメタルプラスの契約数は327万、ひかりone(FTTH)の契約数は70万に増加した。

Photo 固定通信事業は売上高が減少。営業損失も478億円と前年同期より増えた

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