「W56T」はサブディスプレイの役割を担う7×7ドットのLEDを採用しており、「W55T」と同様、時刻や着信時のアニメーション、発信元の登録名などが表示される。W55Tと異なるのはアニメーションパターンをダウンロードできなくなった点だ。
着信通知や不在着信確認用の着信LEDはサブディスプレイとは別に用意され、WINロゴがその役割を果たす。LEDのカラーは7色と複数色の組み合わせから選択可能。充電ランプはディスプレイ側ボディの側面にあり、充電スタンドを利用した場合でも見やすくなっている。
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W56Tではテレビ出力は省略されたようだ。ワンセグのテレビ出力に対応するW54Tで利用できたAVケーブルを接続してみたが、設定項目なども現れず、テレビ出力もできなかった。
マニュアルには、FMラジオを聴く場合には常に付属のリモコンケーブルを接続するよう記載されている。実際、リモコンケーブルを接続してできるだけケーブルを直線的に配置すると受信状態が大幅に改善されることもあった。ただし、リモコンケーブルを接続しなくても、屋内である程度の受信は可能だったので、受信環境によって使い分けることになるだろう。
ドキュメントビューアは搭載されていない。試しにmicroSDのPCフォルダ経由で転送したり、BluetoothでWord、Excel、PDFファイルなどを転送したところ、不明フォルダに保存されるだけで閲覧はできなかった。
(3月11日追記)ただし、サイトからドキュメントビューアアプリをダウンロードすることで、WordやExcelなどのファイルを閲覧可能になる。

PCからmicroSDメモリカードのPCフォルダにコピーし、自動振り分けを行った場合のExcelファイル。不明フォルダに振り分けられてしまい、閲覧もできなかった。同じデータファイルをPCドキュメントビューアを搭載する「W44T」に同じ方法で転送すると、データはPCドキュメントフォルダに移動し、問題なく閲覧できた不在着信やメール着信がある場合、端末を少し開くとブルっと振動して知らせる「カチャブル」や、メール未送信時のバイブレータによる通知機能は、東芝端末ならではの便利な機能。この機能は、KCP+端末のW56Tにも継承されている。
東芝端末の特徴的な機能だったカチャブルやメール未送信時のバイブレータによる通知機能はそのまま継承されている。
メールの振り分け機能はアドレス指定のみだが、ドメインのみの振り分けにも対応するなど、従来のau向け東芝端末から特に変更はない。送信済みメールのフォルダが存在しないため、当然フォルダ振り分けもサポートしない。


振り分け条件はメールアドレスのみ。アドレス帳に加えてメール送受信履歴からの引用もできる(左)。送信ボックスはフォルダ分けをサポートしていない。同じ階層のサブメニューで比較すると、受信フォルダには「フォルダ表示」への切替が存在するが、送信フォルダにはない(中、右)
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360度回転“リバーシブルスタイル”、Rev.A、有機EL×REGZA技術搭載のハイエンド──「W56T」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.