KDDIは3月28日、京セラ製au携帯「W42K」のバッテリーパック一部において、バッテリーパック内部にキズ・へこみが付く力が加わった場合、発熱・膨張し、発煙や破損に至る可能性があると告知。2008年3月26日現在の稼働台数21万4349台を対象に、バッテリーパックを交換する。
バッテリーパックが発熱・膨張を起こす原因は、バッテリーパックにキズやへこみが生じるほどの力が加わると、その際にセパレータ(絶縁シート)が損傷し、その後の充電・放電の繰り返しで機能低下を起こしてショートが発生するため。
W42Kの充電中、あるいは使用中にバッテリーパック(京セラ製造、NECトーキンから部材仕入れ)が発熱・膨張し、発煙・破裂する事故が13件(2008年3月現在)、うち3件に左肩や右ふとももをやけどするなど、けが人も発生した。3月29日からW42K全ユーザーに対し、書面にて通知のうえ順次交換用バッテリーパックを送付する(使用していた旧バッテリーパックは返信用封筒にて返送)。
対象となるバッテリーパックの製造番号はKY-YEA、KY-YFA、KY-YGA、KY-YHA、KY-YIA、KY-YJA、KY-YKA、KY-XDA、KY-XEA、KY-XFA、KY-XGA、KY-XIA、KY-XLA、KY-WAAの14種類。KY-YDAは安全が確認されている。
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