au端末のランキングもドコモと同様に順位の動きが少なくなっている。
今回の首位は前回と同じく、日立製作所製の「Woooケータイ W53H」(2007年秋冬モデル 2008年1月に新色を追加)が獲得。連続首位記録を「4」に伸ばした。
続いて2位にシャープ製の「AQUOSケータイ W61SH」、3位にカシオ計算機製の「W61CA」、4位に京セラ製の「W53K」、5位にパナソニック モバイル製の「W61P」(前回7位)が入った。1位から4位まで前回と変わらず、これら4機種はWoooケータイ W53Hを筆頭にキャリア総合ランキングでも上位に入っている。
au端末は、2007年秋冬モデルとして発表した新プラットフォーム“KCP+”採用機種「W54S」(今回6位)、「W56T」(今回8位)、「W54SA」(今回10位)を“春商戦向け”にようやく発売したが、今度は2008年春モデルの東芝製「W61T」、三洋電機製「W61SA」、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製「Cyber-shotケータイ W61S」の3機種が遅れぎみのようだ。
ちなみに3月27日、4回目のKCP+採用端末向け不具合解消ソフトウェア配布が行われた。この短期間での4回もの更新はおそらく過去最高だ。しかも、“生みの苦しみ”という一言では片付けられない重大な不具合も出ている。これらからもそれとなく判断できるように、KDDIと端末メーカーの準備不足、ひいては開発期間の短さなどにより「ムリをしている」と思える影響がもろに現れているように感じる。さらに3月28日、旧端末の電池パック不具合でけが人が出る重大な事件も発覚した。それでも既存の機種が売れていればいいのか。もちろんいいのかもしれないが、長期的に見ると大きな疑問符も浮かんでこようものである。
ソフトバンクモバイルの販売ランキングも大きな変動はなくなり、ハイエンド新機種とロー・ミドルクラスの旧機種が混在して売れている。
今回の首位は前回と同じくシャープ製の“PANTONEケータイ”「812SH」(2007年春モデル)が獲得。連続首位記録を「4」に伸ばした。
続いて2位に東芝製の“チタンケータイ”「814T」(2007年夏モデル)、3位にシャープ製の新機種「FULLFACE 2 921SH」(前回4位)、4位にパナソニック モバイル製の新機種「920P」(前回3位)、5位にシャープ製の“オトナケータイ”「GENT 812SH sII」が入った。
中でも812SHの人気が著しく、本端末はキャリア総合ランキングでもauのWoooケータイ W53Hに次ぐ2位に上がってきた。そのほか今回は、「911T」(2007年春モデル)がランク圏外から8位に、“REGZAケータイ”「921T」が9位に入り、前回はランク圏外だった東芝製の新旧ハイエンド2機種がそろってランクインを果たした。
このように、2008年春モデルはハイエンドモデルが好調のソフトバンクモバイル端末。3月28日には、春モデル本命の1つといえるシャープ製の「インターネットマシン 922SH」がいよいよ登場する。次回の922SHは発売日の都合で2日間のみの集計となるが、果たして何位に入ってくるだろうか。結果が楽しみだ。
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