3.5インチのフルワイドVGA液晶(854×480ピクセル)を横長画面で利用できる「インターネットマシン 922SH」。PCライクなスタイルで使えることから、動画ポータルサイトのYouTubeやニコニコ動画の閲覧に期待を寄せる声も多い。
922SHに搭載されているPCサイトブラウザでYouTubeにアクセスしてみたところ、サイトは表示されるものの、動画を視聴することはできなかった。922SHに搭載されたFlashのバージョンは2.0で、動画再生に対応していないため視聴できないようだ。
ニコニコ動画は携帯電話のPCサイトブラウザ経由で「 http://www.nicovideo.jp/ 」にアクセスすると、モバイル向けのニコニコ動画サイト( http://m.nicovideo.jp )に転送される。トップページは表示されるが、ログインしようとすると「非対応端末です」と表示され、こちらも動画コンテンツを視聴できない。
922SHは背面に1.18インチ(128×64ピクセル)の白色有機ELを搭載している。サブディスプレイとしては比較的大きいこのディスプレイで、メールやYahoo!ケータイサイトを閲覧できるかという質問が寄せられた。
メールは着信後の1回のみ内容を確認できるが(確認できるのは送信元と内容のみで、写真などの添付ファイルは閲覧できない)、いったん読み込んだあとは閉じた状態でメールを呼び出すことはできず、端末を開いて確認することになる。また、サブディスプレイを使ったメール閲覧時に、端末を閉じた状態で普通に返事を書くことはできないが、あらかじめ登録しておいた文章を送信する「クイック返信」機能が用意されている。クイック返信は、最初に登録されている10件のほか、ユーザーが好みの文言に変更したものも利用可能だ。サブディスプレイを利用したYahoo!ケータイの閲覧にも非対応となる。
922SHのサブディスプレイは、左側面の[Menu]キーかヒンジ部にある発話キーの長押しで閉じたまま使える各種メニューにアクセスでき、「アドレス帳」「電話番号入力」「簡易留守録再生」「スピードダイヤル」「オーナー情報」「通話履歴」の機能を利用できる。
922SHのmicroSDスロット(microSDHCに対応)は端末を開いた状態のキーボード側ボディの左側にあり、その隣にはストラップホールがある。ヘッドフォン端子と充電用端子は右側面に並び、ワンセグ用のホイップアンテナは左側面のヒンジ部付近に装備する。
なお、922SHには充電台が同梱されないので、端末に直接ACアダプタを接続して充電することになる。
922SHはヒンジ部にステレオスピーカーを搭載し、音楽やワンセグなどのコンテンツをステレオで楽しめる。ワンセグのサウンド設定は「標準(ダイナミック)」「ニュース(ダイナミック)」「スポーツ(ダイナミック)」「ドラマ(ダイナミック)」「バラエティ(ダイナミック)」「ミュージック(ダイナミック)」「映画(ダイナミック)」「BASS(ダイナミック)」「サラウンド(ダイナミック)」「サラウンドBASS(ダイナミック)」の10種から選択できる。
音楽のサウンド効果は「標準」「BASS」「サラウンド」「サラウンドBASS」「ラウドWIDE」「カラオケ」「ロック」「ホール」「ヒップホップ」から選択可能だ。
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