ソフトバンクモバイルのハイエンド端末の中でも高い人気を誇るAQUOSケータイが、6機種目(世代としては5世代目)にしてついに“全部入り”端末に進化した。これまで搭載していなかったGPSを標準装備し、死角のないスペックを実現している。
ソフトバンクモバイルのAQUOSケータイは、他キャリアに先駆けて登場した初代の「905SH」から、アイデンティティであるサイクロイドスタイルはそのままに、世代を重ねるごとに着実に機能を充実させてきた。6代目となる「AQUOSケータイ 923SH」では、3.3インチという、AQUOSケータイとしては最大サイズのディスプレイを搭載。液晶パネルとディスプレイの保護パネルを密着させるリフレクトバリアパネルを採用し、最大コントラスト2000:1を実現した。解像度はフルワイドVGA(480×854ピクセル)だ。
ワンセグは、15fpsの映像に補完処理を行い、30fpsの滑らかな表示で視聴可能。フルハイビジョンテレビ向けのサービス「Yahoo!JAPAN for AQUOS」と連携し、液晶テレビAQUOSのリモコンの変わりとしてYahoo! JAPAN for AQUOSの操作ができる。ディスプレイの進化により1677万色表示に対応し、モードごとに応答速度や明るさを制御する仕組みも取り入れた。ワンセグの録画中に、番組の冒頭から再生する「追いかけ再生」も備える。
さらに未搭載だったGPSを標準装備して位置情報の取得や詳細なナビ機能に対応した。「地図」専用キーを用意し、Yahoo!地図と連携して、現在地と自分の向きを表示する機能なども用意した。モーションコントロールセンサーも備え、歩く方向などに合わせて自動的に地図の回転ができるほか、923SHを歩数計としても利用可能だ。
FeliCaはFaver 2.0対応の最新版となり、より多くのアプリが保存可能になると同時にFeliCa同士での通信にも対応した。カメラはAF付きの5.2Mピクセルカメラを搭載。顔検出機能や手ブレ補正も備える。画角が35ミリカメラ換算で29ミリ相当と広角で、広い範囲が写せるのもポイントだ。通信速度は下り最大3.6Mbpsの3Gハイスピード(HSDPA)となっている。
そのほか、ドコモのシャープ端末にも採用された、光センサーを用いるポインティングデバイス、光TOUCH CRUISERを搭載し、PCサイトブラウザなどでより快適なカーソル操作が可能になった。加えて、辞書機能にはWikipediaとの連携機能なども用意。最新サービス「ダブルナンバー」や「着デコ」にも対応した。
機種名 | AQUOSケータイ 923SH |
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サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約50×113×18.6ミリ |
重さ | 約135グラム |
連続通話時間 | 3G:約250分、GSM:約240分 |
連続待受時間 | 3G:約350時間、GSM:約320時間 |
ワンセグ連続試聴時間 | 約4時間45分 |
アウトカメラ | 有効約520万画素AF(手ブレ補正) |
インカメラ | − |
外部メモリ(確認済み最大サイズ) | microSDHC(4Gバイト) |
メインディスプレイ | 約3.3インチフルワイドVGA(480×854ピクセル)NewモバイルASV液晶、最大1677万色 |
サブディスプレイ | 約0.6インチ(86×16ピクセル)有機EL、1色 |
主な対応サービス・機能 | ワンセグ、おサイフケータイ(Faver 2.0)、3Gハイスピード、世界対応ケータイ(3G+GSM)、着うたフル+WMA+SD-Audio、PCサイトブラウザ、Bluetooth、ケータイ書籍、デコレメール、新絵文字、S!おなじみ操作 ほか |
ボディカラー | ワインレッド、ブラック、ネイビー、クリアホワイト、シルキーピンク |
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