キーワードは「タッチ」――LG電子、新モデルのタッチパネル端末「Secret」を披露CommunicAsia 2008

» 2008年06月20日 18時14分 公開
[山根康宏,ITmedia]
Photo LG電子ブース

 CommunicAsia 2008の開催に合わせて、「Black Label」シリーズの最新モデル「Secret」を発売したLG電子。展示会の同社ブースには、Secretを初めとするタッチパネル対応モデルが多数展示された。

スライド+タッチUIの「Secret」

 Secret(KF750)は、同社のスタイル&ファッションラインのサブブランド「Black Label」シリーズに属する新モデル。同シリーズにはこれまで「Cocolate」「Shine」がラインアップされ、日本を含む全世界で発売されている。3代目となるSecretはスタイルがより洗練され、UIや機能、素材も進化している。

 スライドボディのSecretは、閉じた状態ではメニューキーや発着信キーなど、最低限の物理キーのみが表に出ており、ディスプレイ部をスライドさせると画面下にタッチセンサーによる方向キーが表れ、各種操作が可能になる。タッチ操作はNeon Touch Navigationと呼ばれ、表示される各キーは青色のネオンのような色合いで表示される。また、タッチするとキー部分が振動して円形表示に変わるなど、押したことが感覚的に分かるようになっている。

Photo 発売を開始したSecret(左)。本体はスライド型(右)

Photo ディスプレイ下にタッチセンサー式の「Neon Touch Navigation」を備える(左)。Neon Touch Navigationはキー部分を押すと表示が変わり、押したことを視覚的に確認できる(右)

 ディスプレイはタッチパネルに対応しているものの、すべてのアプリケーションでは利用できず、本体右側面にある「Touch Media」キーを押して専用メニューを呼び出す。Touch Mediaに対応したアプリケーションは「Music」「Photo」「M-Toy」(ゲーム)「Document」「FM Radio」の5つ。これらのアプリケーションは画面上を指先でタップしたりスライドさせることで各種操作を行える。

 なおSecretは、モーションセンサーも搭載しており、本体を横に傾けるとそれに応じて画面が横表示になるほか、本体を振って操作するゲームも内蔵している。

 本体の素材は強化され、傷がつきにくい強固な素材を採用している。本体背面にはカーボンファイバーを採用しており、例えばカギやコインなどでこすっても傷がつきにくいという。ディスプレイ部分も強化ガラスで覆われ、こちらも保護シールなどを貼る必要はない。

 本体の外装にはShineと同様、金属素材を採用。アンテナ部分などの外装には革系の素材が使われ、外装でプラスチックが使われているのはキーパッドなど一部のパーツのみとなっている。

 ディスプレイは2.4インチQVGA、500カメラやBluetoothを搭載。本体サイズは102.8×50.8×11.8ミリ(高さ×幅×厚さ)。CommunicAsia 2008開催と同時にシンガポールでの販売が開始され、順次他の国にも投入される。なお、日本での販売は未定とのことだ。

Photo 側面中央にある「Touch Media」呼び出しキー(左)。Touch Mediaに対応したアプリケーションのみを画面タッチで操作できる(右)

Photo 写真アルバムなどは、指先の操作で写真の呼び出しや編集が可能(左)。本体を横に傾けると、画面も横表示になる(右)

Photo モーションセンサー対応のゲームも搭載(左)。背面はファイバーグラスで傷に強い(右)

キーワードは「タッチ」

 同社ブースには、主にアジア市場に投入している現行製品も多数展示され、特設ブースもいくつか設けられていた。各ブースのキーワードは「Touch」。LG電子も“タッチUI”を1つのトレンドととらえているようで、指先で操作できる端末をアピールするとともに、「Touch & Change」「Touch & Spin」のように、タッチ操作にプラスアルファの機能が備わっていることも訴求していた。

Photo ブース内で目立つ「Touch」の表示(左)。Touch & SpinのKF700はタッチ操作のほか、側面のジョグホイールによる操作にも対応(右)

Photo Touch & ChangeのKF600。KF700とともに、すでに市場に投入している製品だ(左)。ディスプレイ下に2行×3列のタッチパネルが並び、アプリケーションによって機能が変わる(右)

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