NECは7月30日、NEC玉川事業所にLTEのデモンストレーションセンターをオープンした。
このデモンストレーションセンターは、LTEの導入を検討している企業を対象とした施設で、フラットアーキテクチャをベースにした小型基地局装置やリモート無線装置、コアネットワーク、アプリケーションサーバ、端末までのトータルなシステム環境を装備。移動環境下における高速・大容量で遅延の少ないデータ通信や誤り制御機能など、実用に向けたLTEシステムのデモを実施する環境が整っている。
NECは、ドコモからスーパー3Gの基地局や端末の開発ベンダーに選定されているほか、2008年2月にはアルカテル・ルーセントとLTEの共同開発を行う合弁会社の設立で合意するなど、LTEシステムの開発に注力している。
なおLTEについては、ソフトバンクモバイルが導入に向けて実験を進めているほか、KDDIも採用する意向を示している。
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