写真で解説する「Touch Diamond X04HT」(外観編)

» 2008年11月02日 06時19分 公開
[平賀洋一,ITmedia]
photo 「Touch Diamond X04HT」

 HTCが2008年5月に発表した「HTC Touch Diamond」は、OSにWindows Mobile 6.1 Professional Editionを搭載したタッチパネル操作対応のスリムなスマートフォン。独自開発のユーザーインタフェース「Touch FLO 3D」を搭載したことで、ケータイ感覚の片手操作が行える。また、その名の通り“ダイヤモンド”カットデザインを採用した上質感あふれるボディも特徴だ。

 Touch Diamondはすでにイー・モバイルから「「Touch Diamond S21HT」として発売されているが、ソフトバンクモバイルからも11月上旬に「Touch Diamond X04HT」(以下、X04HT)として発売される。

 2台の大きな違いは、そのデザインだ。HTCは同じTouch Diamondでも、いくつかのデザインと仕様を用意しており、販売する通信事業者の意向によって細かくディティールをかえているという。日本の場合も同様で、ソフトバンクモバイルとイー・モバイルの以降によって、こまかいデザインが変えられているそうだ。

 まずX04HTがダイヤモンドカットデザインのバッテリーカバーを備えるのに対し、S21HTはフラットなパネルを採用。ボディも、わずかにS21HTのほうが丸みを帯び、ソフトキーの配列も上下逆になっている。サイズも若干異なり、X04HTは約51(幅)×102(高さ)×11.35(奥行き)ミリで重さは約110グラム。S21HTは、52(幅)×102(高さ)×11.9(厚さ)ミリ、重さは約98グラムとなっている。

 利用可能なサービスにも大きな違いがある。キャリアメール(S!メール)と絵文字(ソフトバンクの場合は新絵文字)に対応した点は同じだが、S21HTは下り7.2Mbpsの高速なHSDPA接続であるのに対し、X04HTは下り最大3.6Mbpsでの通信に限られている。さらにS21HTは、PCとUSBあるいはBluetooth接続しての外部モデム機能に対応しているが、X04HTは外部モデムとして利用できない。2つを比較して購入する場合は、注意が必要だろう。ただし、サービスエリアの広さや無料通話可能な網内端末の数などはソフトバンクモバイルのほうが有利だ。

 また、同時発表された「Touch Pro X05HT」(以下、X05HT)とはQWERTYキーボードと外部メモリスロット、フォトライトの有無などが異なる。X04HTは外部メモリが利用できないが、保存用に大容量の4Gバイトストレージを内蔵した。ともにダイヤモンドカットデザインのバッテリーカバーを備えるが、X04HTはつや有りに対しX05HTはつや消しと、仕上げや厚さ以外のボディ形状も若干異なっている。

photophoto 端末の正面と裏面。裏面全体はダイヤモンドカットデザインのバッテリーカバーになっている

photophoto X04HTのバッテリーカバーは、表面がつや有りのグロス仕上げ。角度を変えるときらびやかに反射するが、指紋が目立ってしまう(写真=左)。追って開発されたX05HTはつや消しのバッテリーカバーで、“Pro”な雰囲気(写真=右)

photophoto 厚さ約11.35ミリとスリムなX04HT。左側面には着信音などを調整するボリュームボタン(写真=左)と、スタイラスペンを収納する右側面(写真=右)

photophoto 先端に電源スイッチ(写真=左)、底面にマイクと外部切要のUSB端子がある(写真=右)。充電とイヤフォンマイクの接続もUSBから

photophotophotophoto 内蔵メモリは、データ記録用のフラッシュメモリ(ROM)が256Mバイト、プログラム実行用のRAMが192MバイトとX05HTより少ない。また外部メモリには対応していないが、内部ストレージとして4Gバイトの保存領域を用意。CPUは、Qualcomm MSM7201A(528MHz)を搭載

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月26日 更新
  1. 楽天モバイルのスマホが乗っ取られる事案 同社が回線停止や楽天ID/パスワード変更などを呼びかけ (2024年04月23日)
  2. シャープ、5月8日にスマートフォンAQUOSの新製品を発表 (2024年04月24日)
  3. スマホを携帯キャリアで買うのは損? 本体のみをお得に買う方法を解説 (2024年04月24日)
  4. Vポイントの疑問に回答 Tポイントが使えなくなる? ID連携をしないとどうなる? (2024年04月23日)
  5. 貼り付ければOK、配線不要の小型ドライブレコーダー発売 スマート感知センサーで自動録画 (2024年04月25日)
  6. 通信品質で楽天モバイルの評価が急上昇 Opensignalのネットワーク体感調査で最多タイの1位 (2024年04月25日)
  7. 中古スマホが突然使えなくなる事象を解消できる? 総務省が「ネットワーク利用制限」を原則禁止する方向で調整 (2024年04月25日)
  8. ドコモ、「Xperia 10 V」を5万8850円に値下げ 「iPhone 15(128GB)」の4.4万円割引が復活 (2024年04月25日)
  9. 「iPhone 15」シリーズの価格まとめ【2024年4月最新版】 ソフトバンクのiPhone 15(128GB)が“実質12円”、一括は楽天モバイルが最安 (2024年04月05日)
  10. スマートグラス「Rokid Max 2」発表 補正レンズなくても視度調節可能 タッチ操作のリモコン「Rokid Station 2」も (2024年04月25日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年