地球が静止する日「今夜大きな嵐が来るの」Mobile&Movie 第337回

» 2008年12月26日 12時50分 公開
[本田亜友子,ITmedia]
作品名地球が静止する日(THE DAY THE EARTH STOOD STILL)
監督スコット・デリクソン
制作年・製作国2008年アメリカ作品


 今回ご紹介する作品は、キアヌ・リーブス主演の「地球が静止する日」。ある日突然、地球にやって来た宇宙からの使者――。対策を講じるためにアメリカ政府が呼び寄せた、宇宙生物学者の女性が主人公です。彼女がこっそり基地に持ち込む携帯電話は、LGのTOUCH PHONEです。

 ヘレン(ジェニファー・コネリー)は、プリンストン大学で宇宙生物学を研究する教授。仕事にやりがいを感じ、生徒たちのへ指導も熱心にしていましたが、義理の息子ジェイコブ(ジェイデン・スミス)にだけは、熱心な教育も空回りするばかりでした。

 ヘレンは数年前にジェイコブの父と結婚しましたが、その夫は1年前に事故で亡くなり、それからジェイコブとの関係はぎくしゃく。父を恋しがるジェイコブは、血のつながらないヘレンに反発し、親子としての関係は築いていけないままでした。

 大学での授業を終えてヘレンが帰宅すると、ジェイコブはPCでゲームの真っ最中。注意しても、反抗的な態度を取るだけのジェイコブに、どうしたら自分を母親と認めてもらえるのかとヘレンは悩みます。

 そんな時、突然ヘレンの元にFBIがやって来ます。理由も教えられないまま、国家の危機に協力するようにと、半ば連行されるヘレン。ジェイコブを連れて行くことは許されず、ヘレンは苛立ちながら、しかたなく車に乗ります。

 ものものしい警備の中、連れて行かれたのは、軍の士官学校。極秘の基地として使われており、携帯電話の持ち込みは禁止されていましたが、ヘレンは一人残してきたジェイコブのことが心配で、連絡用にこっそり持って入りました。

 基地の中には、数名の科学者が集まっており、中にはヘレンの顔見知りの教授もいました。そこでヘレンは、地球に巨大な物体が接近していることを知ります。そして、そのスピードは恐ろしく速く、避難勧告を出したところでとても間に合わないほど。その物体が地球に衝突した時に、どんな影響が起こり得るのか、科学者たちは直ちに解析を始めます。

 ヘレンは機密情報と知りながら、息子の身を案じて、持ち込んだ携帯電話で連絡をします。

 「今夜大きな嵐が来るの」

 ジェイコブに言葉を選んで話すヘレン。しかし、ジェイコブはいつも通りの素っ気ない返事を返します。

 「地下室に避難してね」

 ヘレンが心配になって伝えても、上の空で電話を早く切りたがるジェイコブに

 「待って、もう少しだけ話していたいの」

 と、最後になるかもしれない息子との会話を惜しみます。

 「心から愛しているわ」

 ヘレンはジェイコブには通じないと思いつつも、何とか自分の気持ちを伝えます。

 そして、数十分後、巨大な物体はスピードを緩めながら地球に到着。その物体には、宇宙からの使者クラトゥ(キアヌ・リーブス)が……。クラトゥとの目的とは? 人類の運命は?

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