アイシェアは1月2日、「インターネットバンキングの利用方法に関する意識調査」の結果を発表した。調査は12月5日から同9日まで実施したもので、有効回答数は452人。
同調査によれば、インターネットバンキングを利用しているユーザーは全体の65.3%で、男女別では男性が67.6%、女性が62.6%と、男性の利用率が若干上回った。年代別では、年代が上がるほど利用率が高く、40代の71.2%は20代の53.7%を約18ポイント上回っている。
インターネットバンキングの利用者に、PCと携帯電話のどちらから利用することが多いかを聞いたところ、PCのみで利用する人が72.9%で最多となり、性別、年代を問わずトップだった。両方利用するがPCからの方が多いと回答した18%を合わせると、90.8%がPCから利用している。PC、携帯での利用割合が「両方同じくらい」という回答は3.7%、「両方利用するが、携帯電話からが多い」は5.1%、「携帯電話でのみ」はわずか0.3%。携帯を多く利用する人は合わせても5.4%だった。
男女別で見ると、女性はPCのみが83.3%で、男性の64.4%を20ポイント近く上回った。両方利用するがPCからの方が多いという人は、男性で23.9%、女性で10.6%、「両方利用するが携帯電話からが多い」は男性が7.4%、女性が2.3%となっている。
年代別では、30代、40代は全体の割合とほぼ同じ傾向を示したが、20代のユーザーではPCのみの利用が65.5%と他の年代に比べ低いほか、「両方利用するが、携帯電話からが多い」が13.8%と、他の年代よりも高い割合となった。
利用方法について自由回答形式で聞いたところ、PCを選択した人は「携帯ではできないから」「携帯だとパケット代が高くつきそうだから」「携帯は操作しづらい」など、携帯利用のデメリットを挙げる声が多く、「携帯ではセキュリティが心配」という意見も見られた。他方、携帯電話を使う理由は「IDを入力する必要がないなど、ログオン方法が楽」「残高や入出金の確認が多いため」「手軽に使える」といった声が多く、「両方同じくらい」とした人では「自宅ではPC、外からはケータイ」と使い分ける傾向が見られた。
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