電話やメール着信をすると、メインディスプレイやサブディスプレイに着信相手の名前や番号などが表示される。閉じた状態で手軽に着信相手を確認できるので便利だが、スライドやストレート型端末は、メインディスプレイに大きく(相手の名前が)表示されるので目立つ。また、ケータイを机に置いたまま離席したときなども、着信時の画面を周囲の人に見られてしまう恐れがある。
機種によっては、メインディスプレイやサブディスプレイの着信情報表示をオフにできるので、着信相手の名前を見られたくない人は活用したい。
スライド端末は、本体を閉じた状態では着信情報をいっさい表示せず、開くと着信相手や電話番号を表示するものがある。折りたたみ端末は、着信情報表示はサブディスプレイのみオフにできるので、サブディスプレイが着信表示オフでも、本体を開けばメインディスプレイから着信相手が分かる。
先に説明した着信ランプのカスタマイズと、ここで説明した着信相手の非表示設定を併用すれば、閉じた状態で着信情報が画面に表示されなくても、着信ランプの色だけで、誰からの電話かをおおむね把握できる。
ケータイのバッテリーが切れていたり、圏外にいた場合、相手が電話をかけても当然着信しない。相手が留守番電話にメッセージを残せば、いつ着信したかが分かるが、相手がメッセージを残さずに電話を切った場合はどうなるのか。
ドコモのFOMA端末には「着信通知機能」が用意されている。圏外や電源オフ時に電話の着信があった場合、待受状態になってからSMSでその旨が通知される。この機能を利用するには、月額315円の「留守番電話サービス」に契約する必要がある。
au端末は、「お留守番サービス」の「着信お知らせ」機能により、圏外や電源オフ時に相手がお留守番サービスに接続した場合、着信履歴に電話番号と日時が残る。相手がメッセージを残さなくても、お留守番サービスにつながれば記録は残る。なお、旧機種では着信お知らせがCメールで通知されるものもある。お留守番サービスの利用料は無料。
ソフトバンクモバイルの3G端末は、「留守番電話」や「留守番電話プラス」の「着信お知らせ機能」により、圏外や電源オフ時に電話着信があった場合、インフォメーションやSMSでその旨が通知される。利用料は留守番電話(最大20件/48時間保存)が無料、留守番電話プラス(最大30件/1週間保存)が月額315円。
3キャリアとも留守番電話サービスを利用していれば、圏外や電源オフ時でも着信記録が残るので、「相手が電話をかけたことに気付かなかった」という事態は防げる。ただし、auとソフトバンクの留守番電話は申し込み不要かつ無料で利用できるが、ドコモの留守番電話は月額315円の有料である上に申し込みが必要なので、少々ハードルが高い。着信通知機能だけでも無料にしてほしいところだ。
着信ランプ設定 | グループごとに着信設定 | 閉じたときだけ着信表示オフ | 着信通知機能 | |
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対応機種 | ほぼすべての現行機種 | ほぼすべての現行機種 | 一部機種 | ほぼすべての現行機種 |
起動/設定時間 | 約1分 | 約2分 | 約1分 | - |
料金 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円(ドコモは315円) |
お役立ち度 | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
簡単操作度 | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
自慢度 | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
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