というわけで、「画面を触らずに/ロックせずに/誤操作せずに/片手で」スライドを閉じる方法を考えてみた(意外と条件が多いことに気付く)。
まず1つが、ディスプレイの外枠を押しながら本体を閉じる方法。これなら画面を触らずに本体を閉じられる。筆者は左手でケータイを持つので、ディスプレイの左側面を軽く押しながら閉じている。
ただしこの方法は、“手の具合”によってうまくいかないことがある。冬場は特にそうだが、手が乾燥した状態でケータイを触るとツルツル滑ってしまい、スムーズに閉じられない。手洗い後や入浴後、汗ばんでいるときなど、手が微妙に湿った状態でケータイを触るとうまく固定されるので、ディスプレイ側面に触れながら本体を閉じられる。
ディスプレイの左側面を押しながら本体を閉じる
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2つ目はやや裏技的だが、待受時以外の状態で電源キーを押した直後にいつもどおり本体を閉じるという方法。電源キーを押してから待受画面に戻るまでの1〜2秒間は、画面に触れてもセンサーが(ほぼ)反応しない。タイミングよく閉じる必要があるが、電源キーを押してすぐに閉じれば、たいていうまくいく(筆者は失敗したことがない)。
待受画面に戻る間に画面を触って本体を閉じる
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2つ目の方法の欠点は、待受状態から閉じたいときは、いちいちほかの画面を呼び出す必要があり、手間がかかること。そこで3つ目の方法。それは待受画面の下部にある7つのアイコンの“少し上”を押して閉じるのだ。ここにはデスクトップアイコンやウィジェットを置いていないので、通常よりもやや上の部分を押すことになるが、ほぼ誤操作せずに済んだ。
画面下部の“空いたスペース”を押して本体を閉じる
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これら3つの方法を使い分ければ、だいたい片手でスムーズに本体を閉じられる。
ちなみに、このクローズ後点灯時間を「すぐに消える」に設定しても、実はすぐには消えない。ストップウォッチで計測してみたところ、本体を閉じてから画面が消灯するまでに1.8秒ほどの時間がかかる(先に紹介した動画を参照)。これを「すぐ」ととらえるかは人によるが、少なくとも筆者は「すぐではない」と思う。
外出先で操作を中断してポケットにしまいたいときは、本体を閉じた直後に画面を触るとデスクトップアイコンなどに触れてしまい、機能が立ち上がってしまう(ポケットにしまう際に画面を触るので)。なので本体を閉じた後は、いったん画面が消えるのを確認しないといけない。「1.8秒」の一呼吸が必要なので、わずかにストレスを感じてしまう。
わがままを言うとキリがないが、せめて1秒以内に画面が消灯してくれれば、まさに「文句なし」だった。とはいえ、この設定のおかげでタッチパネルをロックせずに済んだので、大いに役立っている。
ディスプレイのロックやクローズ後点灯時間などで誤操作防止をしても、ポケットやカバンの中でなんらかの原因でサイドキーが押され、ロックが解除される可能性もある。どのキーを押しても反応しないよう、タッチパネルを完全にロックすることはできるのだろうか。
「セキュリティ設定」の「キー操作ロック」を利用すれば、画面が点灯したり本体を開いてもロックは解除されず、暗証番号を入力する必要がある。ケータイを操作するたびに暗証番号を入力するのは面倒だが、1回だけロックする「即時」設定もあるので、誤操作を防ぐ1つの方法として覚えておきたい。
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