シャープ製の「AQUOSケータイ 932SH」は、ソフトバンクモバイルの現行機種で利用できる機能やサービスを網羅した“全部入り”モデルだ。世界初の「ダブル・ワンセグ」や高感度の8MピクセルCCDカメラを備えるほか、「モバイルウィジェット」や、新サービスの「リアル3Dゲーム」、最大1Mバイトの「大容量ファイル添付機能」を利用できる。発売は2月上旬以降を予定する。
外観での注目は、AQUOSケータイの象徴ともいえるサイクロイド機構を「Newサイクロイドスタイル」に一新したこと。これまでのAQUOSケータイは、ディスプレイ部の上にヒンジ部が重なる構造を採用したが、932SHはディスプレイ部の中にヒンジが収まる構造を採用。ディスプレイ部とヒンジの段差がなくなるため、ほかの折りたたみケータイと同じく背面がフラットになり、スマートな印象を与える。
Newサイクロイドスタイルのデザイン面以外のメリットは、「カバンの中などでディスプレイが回転して、勝手にワンセグが起動するのを防げること」(説明員)も挙げられる。一方、932SHはヒンジの上を滑るようにディスプレイが回った従来のAQUOSケータイと比べ、サイクロイドの回転がやや“固い”印象。たしかに、誤ってディスプレイが回転することはなさそうだ。
また、ディスプレイ部とヒンジ部の段差が埋まる分、本体の体積が増えたためなのか、重さは「AQUOSケータイ 923SH」の約135グラムから約140グラムに増している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.