有効画素数と撮像素子 | |
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Premier3 | 319万画素CMOS |
S001 | 808万画素CMOS |
H001 | 500万画素CMOS |
T001 | 515万画素CMOS |
CA001 | 500万画素CMOS |
SH001 | 800万画素CCD |
P001 | 324万画素CMOS |
NS01 | 197万画素CMOS |
NS02 | 197万画素CMOS |
K001 | 197万画素CMOS |
ケータイカメラはいつでも手軽に撮影できるだけに、いかに素早く使えるかが重要だ。「カメラの起動が遅くてシャッターチャンスを逃してしまった」「画像の保存に時間がかかってたくさん撮れなかった」といった事態はなるべく避けたい。そこで今回は、「カメラの起動速度」「画像の保存速度」「サムネイルの表示速度」をメインに、カメラをどの程度快適に使えるのかを検証。KCP+端末とKCP端末を交えた10機種をテストした。
素早く撮影する上で、カメラの起動速度は見逃せないポイントだ。ケータイは文字どおり常に携帯するものなので、シャッターチャンスを見つけたら、サッと取り出してすぐに撮影したい。
ではカメラの起動時間はどのくらいが速いといえるのか。ソフトバンクの「EXILIMケータイ 930CA」は、0.99秒でカメラを起動でき、それを(8Mピクセル以上のカメラを搭載したケータイでは)世界最速とうたっている。体感的にも、1秒前後で起動できれば十分速いといえそうだ。
右記にメインメニューの「カメラ」から起動した速度をグラフでまとめた。
最速で起動できたのは、約0.9秒の「ベルトのついたケータイ NS01」で、同じ京セラ製の「安心ジュニアケータイ K001」も約1秒と速い。この2機種は旧プラットフォームのKCPを採用する端末で、キーレスポンスが速く、カメラの起動も同様に高速だ。ただし同じKCP端末の「ケースのようなケータイ NS02」は、10機種中最も遅い約3.6秒だったので、プラットフォームではなくカメラ固有の性能差といえそうだ。
KCP+端末は「フルチェンケータイ T001」の約1.6秒が最速で、次いで約2.2秒の「CA001」、約2.4秒の「Walkman Phone, Premier3(以下Premier3)」と「P001」が速い。8Mクラスのカメラを備える「Cyber-shotケータイ S001」は約3.1秒、「SH001」は約3.5秒で、この中ではやや遅い結果となった。
カメラ撮影時には、十字キーやサイドキーのほか、ソフトキーやダイヤルキーによるショートカットを利用できる機種も多い。ショートカットを利用すれば、サブメニューを開かずに各種設定ができるので、よく使う設定がショートカットに割り当てられているのなら覚えておきたい。
Premier3とS001は全ダイヤルキーにショートカットが割り当てられており、[1]キーでセルフタイマーの設定、[5]キーで手ブレ補正の設定、[8]キーで位置情報の付加、[*]キーでホワイトバランスの設定、[#]キーでシーンセレクションの変更ができる。
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