写真で解説する「AQUOS SHOT 933SH」(ソフトウェア編)(2/3 ページ)

» 2009年05月21日 19時32分 公開
[田中聡,ITmedia]

タッチパネルの振動とUIを変更

 タッチパネルについて931SHから大きく変更された点がある。それはタッチした際の“振動”だ。931SHのタッチパネルは、タッチしたときの振動をオンにして画面を触ると、振動と同時に「プッ」という音が鳴る(マナーモード時にも鳴る)。筆者は931SHを日常用の端末として使っているが、公共の場で使う際、この振動音に抵抗を感じたため、タッチパネルの振動はオフにしている。933SHではこの振動音がなくなり、“振動のみ”の仕様に改善されたので、抵抗感なく使えそうだ。

 説明員によると、「931SHのタッチパネルには、振動デバイスに『フォースリアクタ』を使っていたので振動音が鳴ったが、933SHのタッチパネルにはケータイのバイブレータを使っている」とのこと。931SHのタッチパネルにバイブレータを採用するのは「パフォーマンスの面で難しかった」という。実際に933SHのタッチパネルを操作したところ、ドコモの「SH-03A」や「SH-04A」と同様の感触を得られた。

 ちなみに、ドコモの「SO905i」のタッチキーや「D800iDS」のタッチパネルにもフォースリアクタが使われている(SO905iの過去記事D800iDSの過去記事を参照)。

photophotophoto タッチパネルの振動はオフにすることもできる(写真=左、中)。タッチパネルの補正も可能(写真=右)
photophotophotophoto タッチパネルの誤操作防止設定も用意されている。ディスプレイが点灯するとロックされる「ダブルロック」と、キー操作でディスプレイが点灯するとロックが解除される「シンプルロック」を利用できる。サイドキーの長押しや画面をなぞる操作からロックを解除できる

 933SHのディズプレイの解像度はフルワイドVGA(480×854ピクセル)で、931SHのハーフXGA(480×1024ピクセル)よりも縦が170ピクセル少ない。そのため、タッチパネルのUIはフルワイドVGA用に最適化されている。931SHの画面には操作アイコンが2列表示されているが、933SHでは1列になっているので、画面下部に「決定」のアイコンがない。とはいえ、「選びたい項目を直接タッチすればいいので、決定アイコンがなくてもそれほど不便は感じないと思う」(説明員)。

photophoto 931SH(左)の待受画面には、アドレス帳やショートカット、スマートリンク辞書などを呼び出せるアイコンが画面下部にあったが、933SH(右)にはこれらのアイコンがない(写真=左)。メインメニューやそのほかの画面も、933SHの操作アイコンは1列になっている(写真=右)
photophotophoto 写真左の画面は、左が931SH、右が933SH。文字入力画面に表示されるソフトウェアキーボードのレイアウトも931SHから変更され、933SHでは1画面に表示されるキー(アイコン)の数が少なくなっている。ただし、933SHの横のソフトウェアキーボードの数が、931SHの4つから3つに減った分、キー1つあたりの面積は931SHよりも大きくなっている。「Undo」「範囲選択」「文字種」「辞書」は、左下の「パネル切替」を押すと呼び出せる(写真=中、右)
photophotophoto 変換候補の選択もタッチで可能(写真=左、中)。端末を横向きにすると、左側に入力画面、右側にソフトウェアキーボードが現れる(写真=右)

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