タッチパネルについて931SHから大きく変更された点がある。それはタッチした際の“振動”だ。931SHのタッチパネルは、タッチしたときの振動をオンにして画面を触ると、振動と同時に「プッ」という音が鳴る(マナーモード時にも鳴る)。筆者は931SHを日常用の端末として使っているが、公共の場で使う際、この振動音に抵抗を感じたため、タッチパネルの振動はオフにしている。933SHではこの振動音がなくなり、“振動のみ”の仕様に改善されたので、抵抗感なく使えそうだ。
説明員によると、「931SHのタッチパネルには、振動デバイスに『フォースリアクタ』を使っていたので振動音が鳴ったが、933SHのタッチパネルにはケータイのバイブレータを使っている」とのこと。931SHのタッチパネルにバイブレータを採用するのは「パフォーマンスの面で難しかった」という。実際に933SHのタッチパネルを操作したところ、ドコモの「SH-03A」や「SH-04A」と同様の感触を得られた。
ちなみに、ドコモの「SO905i」のタッチキーや「D800iDS」のタッチパネルにもフォースリアクタが使われている(SO905iの過去記事とD800iDSの過去記事を参照)。
933SHのディズプレイの解像度はフルワイドVGA(480×854ピクセル)で、931SHのハーフXGA(480×1024ピクセル)よりも縦が170ピクセル少ない。そのため、タッチパネルのUIはフルワイドVGA用に最適化されている。931SHの画面には操作アイコンが2列表示されているが、933SHでは1列になっているので、画面下部に「決定」のアイコンがない。とはいえ、「選びたい項目を直接タッチすればいいので、決定アイコンがなくてもそれほど不便は感じないと思う」(説明員)。
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