セブン&アイ・ホールディングスとビットワレットは6月9日、全国のセブン-イレブン1万2323店舗(5月現在)で電子マネー「Edy」を導入すると発表した。10月以降、セブン-イレブン店頭でEdyによる支払いとチャージ(入金)が可能になる。
セブン&アイ・ホールディングスでは、同社系列のセブン-イレブン、デニーズ、イトーヨーカドー(食品売り場など)で利用できる独自電子マネー「nanaco」を運営している※。セブン-イレブンではnanacoのほか、JCBなどが中心となって進めているFeliCaクレジット決済「QUICPay」を導入しており、Edyはセブン-イレブンで利用できる3番目のFeliCa決済方式ということになる。
Edyの累計発行数は約4840万件、このうちおサイフケータイが約930万台と、FeliCa電子マネーの中では最大の発行数を誇る。「発行枚数最大の電子マネー“Edy”を導入することで、「nanaco」との相乗効果によりセブン-イレブンでの電子マネー利用率がいっそう高まることを期待しております。電子マネー利用率を高めることで、店舗での現金のハンドリングコストだけでなく、店頭オペレーション業務の効率化を図ってまいります。少子高齢化が進む今後の日本において、高齢者スタッフ、あるいは外国人スタッフに店舗運営を任せる機会も多くなることを想定しており、電子マネーを積極的に活用してまいります」(セブン-イレブン)
セブン-イレブンがEdyを導入することにより、ほぼすべての大手コンビニチェーンでEdyが利用できることになる。
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