お菓子の「Jelly Beans」とのコラボレーションモデル「Jelly Beans 840SH」は、ポップな色使いのエントリー端末。2010年2月以降の発売する予定で、発表会場に展示されていたのはモックアップのみとなった。
Jelly Beans 840SHは、7色のカラーバリエーションをそろえたシンプルデザインの折りたたみ端末。同時に発表されたCOLOR LIFE 840Pとこの端末は、エントリーモデルという位置付けだ。2010年2月以降の発売を予定しており、カラーはグリーン、ホワイト、ブラック、ゴールド、ピンク、ビビッドピンク、ブルーの7色で展開する。

端末を閉じた状態(画像=左)と開いた状態(画像=右)。時計や通話・メールの着信相手、お天気情報などを表示するサブディスプレイは約0.9インチ有機EL(白1色)(画像=左)。端末サイズは約105(高さ)×49.5(幅)×15.9(厚み)ミリとなる予定
左側面(画像=左)はストラップホールがヒンジ部近くにあるだけでキーがまったくない。右側面(画像=右)にあるのは赤外線端子と、長押しでマナーモードを切り替えるキー。端末を閉じた状態で短押しするとサブディスプレイが点灯する

裏面にはパンフォーカスで有効画素数約200万画素のCMOSカメラ、マクロ切り替えスイッチ、スピーカーが搭載されている(左)。メインディスプレイ(画像=中)は約2.9インチワイドQVGA。テンキー部分(画像=右)は、これまで一部のシャープ端末に採用されたアークリッジキーを採用。キーの押しやすさにも配慮した全体の仕様は非常にシンプルで、イヤフォン端子も存在せず、両側面はキーがわずか1つと非常にスッキリしている。機能面もパンフォーカス200万画素カメラ搭載、インカメラなし(TVコールは可能だが、自分自身を撮影しながら相手と話すことはできない)、ワンセグ、Bluetooth、世界対応ケータイ、おサイフケータイなども非対応という非常にシンプルな構成だ。今回のソフトバンク発表会の目玉機能であった「ケータイWi-Fi」にも対応していない。
光沢のある端末はどの色も非常にポップな色使いで、濃いめのビビッドピンクと薄めのピンク、といったようにピンクだけで2色用意している点が特徴的だ。
Jelly Beans 840SHは、使いやすさを考えたこだわりが随所に見られる。

テンキー下部(画像=左)左のキーを短押しでカレンダーを、右のキーを短押しでブックマークをそれぞれワンタッチで呼び出せる。なお、左の長押しはのぞき見防止、右の長押しはマナーモードとなる。また、テンキー上部(画像=右)メールキー下のデータフォルダ呼び出しキーを長押しすると、メインディスプレイが真っ白に光る。840SHはカメラ用ライトがないため、カメラ用ライトの代わりとして使えるカレンダーやブックマーク、データフォルダ、のぞき見防止など、利用頻度が高い機能をワンタッチで呼び出せるのが、この端末の特徴の一つだ。また、カメラ用ライトの代わりにメインディスプレイを白く光らせて、懐中電灯代わりに使えるのも面白い工夫だ。日常の使いやすさを追求した端末と言えるだろう。
Jelly Beansのイラスト付き個装箱を用意するなど、使う上での楽しさも演出している。壁紙やメニュー画面などにJelly Beansのキャラクターが登場するかどうかは不明だが、登場を期待したいところだ。
シンプル機能とポップな7色展開の“Jelly Beans”ケータイ――「840SH」
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モバイルウィジェット対応のスタンダードモデル――「832SH」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.