「Glympse」は、「今どこ?」「あと○○分で着きます」「○○さん、まだかなぁ」といった日常ひんぱんに行われているやりとりを、もっとシンプルにするためのアプリです。指定した時間の間だけ、現在位置をリアルタイムで公開。通知を受けた家族や知人が、あなたが今どこにいるかを地図で確認することができます。
「Glympse」の特徴をまとめると、
などがあります。例えば、
といった場合に、何度も電話やメールでやりとりする手間が省け、また、相手にとっても到着時刻を予想しやすく安心できます。
「Glympse」は、ユーザーの利便性を重視し、ユーザー登録をすることなく利用できるように作られています。必要なのは自分の名前(ニックネームでも可)だけ。必須ではありませんが、自分の顔写真やアバターを登録しておくと、通知を受けた人が認識しやすくなります。
友人・知人に現在位置を教えるには、「Send」のタブを開き、
を入力。右上の「Send」ボタンをタップします。
Twitterのアカウントを登録しておけば、Twitterを送り先に指定することも可能です(“All Contacts”の画面で、“Twitter”で検索します)。
公開する時間は、最大で4時間まで指定が可能。この時間が過ぎると、現在位置の更新が停止します。公開時間の指定を必須とすることで、うっかり終了し忘れて、その後の行動や自宅などまで公開してしまう、といった心配がありません。
一度入力したメッセージは履歴として残るので、次回以降は選択するだけで済みます。
公開の通知は、次のようなメールで届きます(Twitterの場合はURLが投稿されます)。「Glympse」の素晴らしいところは、通知を受けとった人がどんなプラットフォームでも、ブラウザさえあれば公開された地図を開けることです。もちろん、iPhoneのSafariでも場所を確認することが可能です。
Safariでは、「Refresh」のボタンで最新の位置を取得する必要がありますが、「Glympse」を使うと自動的に最新の位置を確認することができます。
受け取ったメールにあるURLの末尾7桁(例:ABC-123)をコピーし、「Settings」→「View Glympse」へとペーストします。
進行方向の矢印とともにアイコンが表示され、速度、位置情報の取得時間、公開時間の残りを確認することができます。画面下方に表示されるバーで、地図の拡大縮小を変更することも可能です。
注意したいのは、現在のiPhone OSではアプリのバックグラウンド動作ができないため、現在位置を送信し続けるためには、常にこのアプリを起動しておく必要があるという点です。現在位置を公開中は、右上のボタンでロックをしておくと誤動作を防ぐことができます。また、常にGPSによる位置情報の取得と送信を繰り返しているので、長時間使用する際は、外付けのバッテリーを用意した方がよいでしょう。
「History」のタブでは、過去および現在公開中の情報をみることができます。
登録が必要なく簡単で、セキュリティ面も考慮された、なかなか便利なサービスおよびアプリだと思います。そしてなにより、待っている人へ安心を届けられるという点が素晴らしいと思います。
今日のアプリ | 第474回 |
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タイトル | Glympse |
カテゴリ | App Store > ソーシャルネットワーキング |
開発 | Glympse |
対応機種 | iPhone・iPod touch |
価格 | 無料 |
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