2009年4月から6月にかけてフジテレビ “ノイタミナ”ほかにて放送されたアニメ「東のエデン」。その続編に当たり、劇場版第1作目となる「東のエデン 劇場版I The King of Eden」が2009年11月28日に公開されて以来、ヒットを続けている。
ヒットの記念と、作中にも登場する東のエデンシステムの構築&お披露目を祝し、1月9日にテアトル新宿にて舞台あいさつが開催された。当日は神山健治監督、滝沢朗役の木村良平さん、板津豊役の檜山修之さん、おバカアプリ選手権でもお馴染みのAR三兄弟が駆けつけた。
東のエデンの舞台あいさつには初登場となる檜山さんのメッセージでイベントが始まる。「板津で舞台あいさつに呼ばれるなんてことは想定していなかったので、年末に今回のお話を聞いたときは『ウソだろー』と思いました(笑)。僕も長いことこの業界に居ますが、映画の舞台あいさつが期間を置いて開催されるのはあまり聞いたことがないので、改めてエデンのパワーに圧倒されている感じです。楽しんで今日の舞台あいさつを行っていきたいと思います」(檜山さん)
続いて、映写室にスタンバイしたAR三兄弟より、AR(Augmented Realityの略。拡張現実の意味)技術を利用して誰でも気軽に遊べるように構築された東のエデンシステムの実演が始まる。当日会場に用意されたフライヤーへ印刷されたQRコードを読み込むことでメッセージの投稿受付ページへジャンプし、そこで投稿したメッセージがリアルタイムで劇場のスクリーンに映し出されるという、ファンにはたまらないシステムになっていた。
また、AR三兄弟は東のエデンシステムをさらに進化させていた。そのフライヤーをWebカメラで読み込むことで、フライヤー上に本作のOP映像が流れるという仕組みまで構築しており、これには観客だけでなく、登壇者までもが驚愕していた。
今回のシステム構築にあたってAR三兄弟は「(監督が制作された)ひな型ができていたので、その設計図に合わせてそのまま作ればいいなという感じでした。監督が未来を見越していたとしか思えず、素晴らしかったです」とコメント。素晴らしい演出を披露してくれたAR三兄弟に、観客から大きな拍手が送られた。
この回の上映からは劇場版第2作目の予告編が付くということで、続編への期待が高まる中、木村さんからのメッセージで舞台あいさつの幕は閉じた。
「劇場版IIはまだ前半部分しか収録していないので僕も前半しか把握してないのですが、IIも盛り上がりどころがたくさんあります。現時点で収録を終えているところだと、ジュイスに注目かな。おもしろいことになってます。IIを楽しむためにも、まずはIをご堪能ください。今日はありがとうございました」(木村さん)
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