在庫がなくなりつつある「HYBRID W-ZERO3」

» 2010年04月09日 22時48分 公開
[園部修,ITmedia]

 ウィルコムが1月28日に発売したWindows Mobile 6.5 Professional搭載のスマートフォン「HYBRID W-ZERO3」の販売が、早くも終了してしまうのではないかとのうわさがネット上でささやかれている。すでに店頭でのモックアップ展示をやめた店舗もあり、一部の販売店では「販売を終了した」と案内している。

 発売から2カ月強しか経過していないHYBRID W-ZERO3は、本当にこのまま販売を終了してしまうのか。ウィルコム広報部に確認を取ったところ、販売終了の案内は、営業部の判断で「いったん販売を停止する」といった意味合いで伝えられているようだ。

 HYBRID W-ZERO3は、PHSと3G(ドコモのMVNOとして提供するWILLCOM CORE 3G)の両方でパケット通信が行える非常にユニークな端末として注目を集めた。QWERTYキーボードを廃したことには賛否両論があったが、ケータイらしさを追求したスマートフォンとして、予想を上回る売れ行きだったと聞く。

 そんなHYBRID W-ZERO3の人気が、ウィルコムが3月12日に発表した専用料金プラン「新ウィルコム定額プランG」の改訂によって急騰した。この改訂で、PHSを利用したパケット通信が無料になったことから、思いのほか販売数が伸びて、ウィルコム側での在庫がほとんどなくなってしまったという。

 こうした状況を受け、メーカーのシャープとは「販売継続へ向けて今後の納入予定やロット数などについて協議を重ねている」(広報部)が、難航しているようだ。おそらくウィルコムが会社更生法の下で経営再建中であるという事情が影響しているのだろう。オンラインショップ「ウィルコムストア」では、4月中旬に若干数の入荷があることが予告されているが、詳細は未定としている。

 ファンがいて、ニーズがある端末だけに、このまま店頭から消えてしまうのはあまりにも忍びない。販売再開へ向けて、協議がいい方向でうまくまとまることを願うばかりだ。

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