イー・アクセスから登場したシャープ製の「GALAPAGOS(A01SH)」は、OSに最新のAndroid 3.2を搭載した7インチのタブレット端末。イー・モバイルから販売されるが、3G通信機能は内蔵しておらず、ネットにはWi-Fi環境から接続する。
GALAPAGOS A01SHの発売は8月下旬の予定。同社のモバイルWi-Fiルーター「Pocket WiFi(GP02)」やスマートフォンの「Pocket WiFi S II(S41HW)」「S42HW」とのセット販売を想定しているほか、端末単体のみでも販売される。販売価格は「まだ未定」(イー・アクセス)とのことだが、セット販売には端末購入時の負担を減らすプランを用意するという。
MOLESKINEのノートブック(ラージサイズ)をイメージしたという本体のサイズは、約195(幅)×122(高さ)×11.9(厚さ、最厚部12.6ミリ)。片手でも難なく持つことができ、背広の内ポケットやバッグのポケットにすっぽりと入る。背面はなだらかなカーブを描いていて、机に置いた状態でも指掛かりがよく、手に持ったあとのフィット感も高い。また、かばんやバッグに収納する際のひっかかりも少ないという。ただ、さすがに片手で持ったままの操作は難しい印象だ。
解像度がワイドSVGA(1024×600ピクセル)の7インチディスプレイは、電子ブックストアサービス「TSUTAYA GALAPAGOS」で配信されているコミックがほぼ原寸大で表示できる大きさ。持ち運びと視認性のバランスが取れたサイズ感ということもあり、イー・アクセスでは「日本やアジアでは、7インチタブレットの市場が確実にある」としている。
“GALAPAGOS”ブランドの製品は、シャープが販売するメディアタブレットとして10.8インチ(800×1366ピクセル)と5.5インチ(600×1024ピクセル)の2機種のほか、ソフトバンクモバイル向けのAndroidスマートフォンとして、3.8インチ(480×800ピクセル)の「003SH」「005SH」をラインアップしている。7インチモデルは、メディアタブレットとスマートフォンの間にあった空白を埋める存在といえるだろう。なお、GALAPAGOSの10.8/5.5インチモデルはAndroidをベースにした独自OSを搭載しているため純粋なAndroid端末とは言えないが、予定されているアップデートによりAndroid 2.3を搭載するタブレットとして使うこともできる。

「GALAPAGOS A01SH」の正面(左)と背面(右)。ディスプレイの左側にインカメラと照度センサー、右側に充電ランプがあるが、目立たない。そのシンプルな正面とは対照的に、背面はシャンパンゴールドに輝く金属パネルを採用している。
左側面(左)と右側面(右)。左側面にはスピーカー、電源キー、ボリュームキー、3.5ミリのイヤフォンジャックが並ぶ。右側面には、microSDカードスロット、マイク、Micro USB端子、Micro HDMI端子、電源ジャック、スピーカーが配置されている
SDカードスロットは最大32GバイトまでのmicroSDHCに対応。製品には2GバイトのmicroSDが付属する(左)。アウトカメラとして有効約500万画素CMOSを搭載した。フォトフラッシュも備えている(右)Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.