新ブラウザは“電光石火”の速さ――“スマホの老舗”が明かす「BlackBerry Bold 9900」の優位性(1/2 ページ)

» 2011年10月21日 22時38分 公開
[平賀洋一,ITmedia]

 NTTドコモのスマートフォンラインアップといえば今やAndroidが中心だが、もう1つのプラットフォームとして選択肢に挙がるのが、カナダRIM(Research in Motion)のBlackBerryシリーズだ。

 ドコモは2006年に「BlackBerry 8707h」を発売して以降、「BlackBerry Bold」「BlackBerry Bold 9700」「BlackBerry Bold 9780」を販売。ユーザー層の広がりを受けてか、軽量・コンパクトなエントリーモデルの「BlackBerry Curve 9300」もラインアップしている。

photo 「BlackBerry Bold 9900」

 10月18日に発表された2011年度冬春モデルでは、最新OSの「BlackBerry 7.0」を搭載した「BlackBerry Bold 9900」(以下、9900)が登場した。随所でスペックが向上しているほか、念願のタッチパネル操作にも対応している。この9900について、RIMで東アジア リレーション マネージング ディレクターを務めるグレゴリー・ウェイド氏がその特徴や魅力を説明した。

BlackBerry Bold 9900は電光石火のブラウザ

photo RIM 東アジア リレーション マネージング ディレクターのグレゴリー・ウェイド氏。ご長男がアメリカンフットボールの試合に出場するので、その様子をBlackBerry Bold 9900で動画撮影したいとのこと

 すでに9900を数カ月使っているというウェイド氏は、「RIMに勤務して10年になるが、9900がベストなBlackBerry。日本は世界でもっともエキサイティングなスマートフォン市場であり、ユーザーコミュニティからの期待も大きい。今までのBlackBerryユーザーにとっても、これからのユーザーにとっても、9900ならかつてないユーザー体験を得られだろう」と自信を見せる。

 9900が従来モデルと最も違うのが、QWERTYキーとトラックパッドに加えてタッチ操作に対応した点だ。2.8インチVGA(640×480ピクセル)のメインディスプレイは静電容量式のタッチパネルを備え、マルチタッチ操作が可能。ウェイド氏は、「9900はタッチとタイプの両方のユーザーインタフェース(UI)を持つ究極のBlackBerry」と1番の差別化ポイントであることを強調した。

 新OSのBlackBerry 7では、「Liquid Graphics」と呼ばれる新開発の描画エンジンが搭載された。操作画面は60fpsで表示され「ディスプレイは高速で流れるようにスムーズ。アプリの起動と画面の切り替えも極めて高速だ」(ウェイド氏)。また、OSの基本的なUIだけでなく、Webブラウザの動作も高速化されている。

photo 「BlackBerry Bold 9900」のディスプレイはマルチタッチ操作も可能

 「スマートフォンにとって、Webブラウザの使い勝手が一番重要。9900ではまずはブラウザの違いを見て欲しい。OS 5からOS 6にバージョンアップした際、ブラウザの読み込みパフォーマンスは56%速くなった。今回のOS 7ではOS 6からさらに40%速くなっている。もちろん、ページ移動や拡大縮小も速い。またJavaScriptの処理速度も向上させた。Webサービスの使い勝手はスクリプトの処理能力にかかってくるからだ。超高速な起動と快適な反応速度など、まさに電光石火のブラウザだ」(ウェイド氏)

photo 新OSの「BlackBerry 7」はブラウザの高速化が著しい

 こうした新ブラウザのパフォーマンスは、第三者調査機関であるRysavy Researchが実測したもので、ウェイド氏は「(iPhone 4Sなど)ほかのあらゆるスマートフォンプラットフォームと比較しても、9900のブラウザのほうが3倍効率的」と胸を張った。OS 7のUIとUX(ユーザー体験)の開発には大規模な投資が行なわれたといい、研究開発やリサーチが重ねられた。同時にボディワークなど外観デザインにも力が入っている。

 歴代のBlackBerry Boldはどれもシックで高級感のあるデザインが採用されており、9900も例外ではない。従来のデザインを継承しながら、「さらになめらかで洗練されたデザインを採用した。ボディのつや出しなども最高水準で行なっており、ハイエンドな仕上がりだ」(ウェイド氏)。

photo カメラは500万画素CMOSを採用。720pのHDビデオも撮影できる。カメラモジュールはEDoF(強化被写界深度)対応で、NTTドコモではオートフォーカスとしている

 搭載するカメラは500万画素CMOSで、720pのHDビデオも撮影できる。通信機能では、新たに下り最大14Mbps/上り最大5.7MbpsのHSPA+に対応した。また無線LANも、IEEE802.11a/b/g/n/をサポートし、.11a/nに関しては5GHz帯も利用できる。そして、BlackBerryとして初めてNFCを搭載。国内で普及しているおサイフケータイとして使えるわけではないが、企業内でのスマートタグ活用や、対応機器とのデータ通信などが行えるようになった。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年04月27日 更新
  1. 3社そろい踏みの「Starlink Direct」 料金で仕掛けるドコモとソフトバンク、先行するKDDIは“サービス”で差別化 (2026年04月25日)
  2. スマホの「残価設定」にメス? 総務省がルール統一を検討も、Appleは「不当な扱い」と猛反発 (2026年04月25日)
  3. 楽天モバイル、ルーター「Rakuten WiFi Pocket 5G」の販売を一時停止 理由は? (2026年04月24日)
  4. ダイソーで1100円の「USB充電器(PD20W)」は、きちんと20Wで充電できるのか? (2026年04月26日)
  5. Xiaomiの前に、中国スマホの“雄”だったMeizu、またしてもピンチ (2026年04月26日)
  6. ダイソーの1100円「シースルーイヤフォン」に一目ぼれ “音質と個体差”に目をつむれば「あり」な選択肢 (2026年04月23日)
  7. 1.72型ディスプレイ搭載スマートバンド「Xiaomi Smart Band 10」、高精度の睡眠モニタリングも可能 (2026年04月25日)
  8. 携帯電話のホッピング問題、「6カ月以内の継続利用を認める」方向で決着か 2026年夏に結論 (2026年04月23日)
  9. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  10. 「Pixel 10a」と「Pixel 10」どちらを選ぶ? 実機比較で分かった「約5万円差の価値」と「明確な違い」 (2026年04月20日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年