Apple、iOSアップデートでiPhone 4Sのバッテリー問題に対処 アプリ関連の脆弱性も修正

» 2011年11月11日 07時58分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 iPhone 4Sのバッテリーの消耗が早いと一部のユーザーが訴えていた問題で、米Appleは11月10日、iOS 5のアップデートをリリースしてこの問題に対処した。併せてセキュリティ研究者に指摘されていたアプリケーションの未署名コード実行の脆弱性など、複数の脆弱性を修正している。

iOS 5.0.1のアップデート内容

 同社のリリースノートによると、「iOS 5.0.1ソフトウェア・アップデート」では、バッテリーの連続駆動時間に関する問題を修正したほか、クラウドを使った書類管理機能「Documents in the Cloud」機能に関する問題を修正した。さらに、iPad(第1世代)にマルチタスキングジェスチャーを追加している。

 セキュリティ問題では、著名なセキュリティ研究者のチャーリー・ミラー氏が発見したカーネルに関する脆弱性などが修正された。この脆弱性を突かれると、アプリケーションのコードの署名チェックをかわされ、署名のないコードを実行される恐れがあった。

 報道によれば、ミラー氏は実際にこの脆弱性を突いてAppleのチェックをかわし、不正な機能を持たせたアプリケーションをApp Storeで配信できてしまったと報告していた。この報道を受けてAppleは問題のアプリケーションをApp Storeから削除し、ミラー氏を開発者プログラムから除名したと伝えらえている。ミラー氏はTwitterで「Appleは私をiOSの開発者プログラムから締め出した。あまりに無礼だ」と訴えていた。

 このほかにも、ロックがかけられたiPad 2のスマートカバーを開くとパスコードを入力しなくても一部の情報にアクセスできてしまう問題など、複数の脆弱性が修正されている。

 また、マレーシアのSSL認証局DigiCert Sdn. Bhdが発行した証明書に問題が発覚したことに対応して、この認証局の証明書を失効させる措置も盛り込んだ。

 iOSアップデートの対象となるのはiPhone 4S/iPhone 4/iPhone 3GS、iPad 2/iPad、および第3世代と第4世代のiPod touch。iTunesもしくはワイヤレスネットワーク経由で更新できる。

関連キーワード

iOS | 脆弱性 | Apple | iOS 5


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月28日 更新
  1. ダイソーで1100円の「USB Type-C to HDMIケーブル」でスマホの画面をテレビに映すとどうなる? 対応機種なら試してみる価値あり (2026年10月24日)
  2. 「iPhone Duo」は買いか見送りか――賛否 そんな中、登場した「iPad mini」は誰向け? (2026年10月27日)
  3. 「Google Fitbit Edge」先行レビュー:画面付き、Google マップ対応の実力は? Fitbit Airとの1万円差を検証する (2026年10月27日)
  4. 新型「iPad mini」発表 有機EL搭載で防水にも対応、5.4mm/255gへと薄く軽くなって11万9800円から (2026年10月26日)
  5. 個人情報の流出にユーザーはどう備える? 乗っ取りやクレカ不正利用を防ぐ「3段階」の対策ガイド (2026年10月12日)
  6. 「iPhone Duo」画面不具合の報告がSNSで話題 店頭デモ機の過酷な使用環境が起因か (2026年10月26日)
  7. 進化した「Siri AI」で感じた、iPhoneの操作を一変させる実力 「AI出遅れ」の汚名返上なるか (2026年10月24日)
  8. iOS 27.2配信開始 Siri AIが日本語に対応 iPhone DuoはApple Pencilを利用可能に (2026年10月27日)
  9. 「Galaxy Z Fold8」「iPhone Duo」を“メイン端末”として使う上での課題 縦型コンテンツの最適化をどう進める? (2026年10月26日)
  10. 折りたたみ「iPhone Duo」対応ケース12選 ヒンジ保護、スタンド付き、耐衝撃性能など多彩なラインアップ (2026年10月26日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー