GALAPAGOS×WiMAXの新コンビ、「WiMAX内蔵GALAPAGOSなら、1台でほぼ全部入り」をアピールタブレット、テザリング、新世代高速通信(2/2 ページ)

» 2011年11月16日 22時00分 公開
[岩城俊介,ITmedia]
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タブ+WiMAXの組み合わせ「真のモバイルクラウドサービスが実現できる」

photo UQコミュニケーションズの野坂章雄社長

 内蔵するWiMAXは、データ転送量制限なしで下り最大40Mbpsの「高速なデータ通信」が行える新世代のデータ通信サービスだ。新世代通信サービスで比較すると「高速であるのは当然。サービスエリアが広く、かつリーズナブルな通信料」である点を特に訴求する。7型GALAPAGOSとの融合で、1台で「タブレット/電子書籍端末、高速通信機能、ポータブルルータ(テザリング)」の各機能を兼ねる利便性・親和性の高さもポイントとする。

 「WiMAX内蔵GALAPAGOSは、真のモバイルクラウドサービスが実現する機器だと思う。Wi-Fiモデルだとタブレット本体とポータブルルータの計2台携帯しなければならず、これは少し面倒。WiMAX内蔵GALAPAGOSなら電源オンですぐ高速通信できるのはもちろん、他社3Gデータ通信サービスと違いテザリング機能も通信量の制限なく利用できる、まさに全部入り。最近40Mbpsクラスのサービスが出てきているが、WiMAXは新世代サービスの中で圧倒的にエリアが広いのも大きな強み(東名阪主要都市カバー率99%、全国政令指定都市カバー率95%)。スピード、バリュー、エリア、低コストのすべてで“よい”と思っていただく自信がある」(UQコミュニケーションズの野坂章雄社長)

 WiMAXは2011年11月現在、下り最大40Mbps/上り最大10Mbpsでサービスを展開するが、2011年12月に上り速度を最大15.4Mbpsに高める。今回のGALAPAGOS(EB-A71GJ)は、発売当初こそ上り最大10Mbpsとするが内蔵ハードウェア(WiMAXモジュール)は対応。今後の端末側ソフトウェアアップデートで「上り最大15.4Mbps」をサポートするという。WiMAXモジュールは住友電工ネットワークス製を採用する。


photophotophoto 新世代通信サービスとして他社に先行するWiMAXの強みとなる「スピード、エリア、バリュー、低コスト」をアピール。ルータ利用の参考動作時間は(画面オフ時/PC同時2台無線LAN接続+5分おきにWebページ表示)は、約6時間だという。最近のWiMAXルータ他モデルと比較するとやや短いが、ハードなモバイルユーザーでなければそこそこ大丈夫そう……といえる値か。ただ、残念ながら本機は12ボルト動作の仕様で、モバイルバッテリーや汎用USB充電器、PCのUSBポート経由などUSB充電は行えない。また、本機のUSBポートはホスト機能をサポートしないため、“本機をモバイルバッテリー代わり”にすることも残念ながら行えない

 GALAPAGOSシリーズの主力サービスに位置付ける「GALAPAGOS STORE」は、eBookコンテンツ数約2万冊で開始した2010年12月以来、同社/他社含むスマートフォンへの対応、.bookフォーマットへの対応などを経て2011年11月時点で、書籍約3万冊、コミック約9000冊、雑誌約1800冊、新聞8紙の計4万冊まで拡充させ、順調をアピール。今後、EPUBなどその他のフォーマットにも柔軟に対応させていく考えも示した。

 「今後、あらゆる機器がネットにつながる環境になる。電子書籍やエンターテインメント系コンテンツにとどまらず、広告、カタログ、教育、健康管理など、生活に役立つ幅広いジャンルの新サービスにも力を入れる。詳細は追って2011年内に開始・発表したい。コンテンツサービス部門の強化とともに、タブレット機器も含めて今後も拡大・拡充していく」(シャープの大畠本部長)

photophotophoto 2012年も複数モデルの製品化を検討する。次期モデルには同社の新液晶パネル「IGZO液晶」を採用する予定と意欲を見せた
photophotophotophoto イー・アクセス版7型GALAPAGOSと同サイズのため、すでに発売されているサードパーティ製ケースや保護フィルムなどはそのまま流用できる。7型GALAPAGOS専用ケースとして、本革+システム手帳一体型とするかなり完成度の高いものもすでに存在する。写真=左、中央の2つはシステム手帳で知られるASHFORD製だ


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