ソフトバンクモバイルの次世代通信サービス「SoftBank 4G」が、2月24日にスタートした。同時に対応端末の「ULTRA WiFi 4G 101SI」(セイコーインスツル製)が発売され、ウルトラマンと吉本芸人が登場した記念イベントが、東京・汐留のソフトバンク本社で開催された。
SoftBank 4Gは、ソフトバンクグループのWireless City Planningが提供する「AXGP」方式のサービス。TD-LTEと100%互換の高速通信が特徴で、規格上の下り最大速度は110Mbpsを誇る(上りは最大10Mbps)。第1弾の101SIは下り最大速度が76Mbpsにとどまるが、今後は110Mbpsに対応した製品が登場する見込み。SoftBank 4G(AXGP)のサービスエリアは、2012年度末に全国政令指定都市の人口カバー率を99%まで広がる予定。101SIは3G(DC-HSDPA)もサポートしており、“4G”以外のエリアでは下り最大42Mbps/上り最大5.7Mbpsの通信が行える。
料金プランは専用の「4Gデータし放題フラット」(月額5985円)を用意。これに4Gデータ通信の基本料金が月525円かかり、合計は6510円になる。ただし、4月30日までに申し込むと「4Gデータ通信スタートキャンペーン」が適用されて月額4980円(基本料込みで5505円)になるほか、ソフトバンクのスマートフォンやタブレット端末を利用しているユーザーには、月額3880円(基本料は無料)で4G通信が利用できる「スマホセット割」を提供する。
ソフトバンクモバイルは下り最大42Mbpsのデータ通信を「ULTRA SPEED」と銘打ち、CMにウルトラマンを起用。ULTRA SPEEDよりも高速なSoftBank 4Gについても、引き続きウルトラマンがPRを担当する。
そのウルトラマン、最近は地球のお笑い事情に興味があるそうで、今回のイベントには、お笑い芸人のサバンナ、トータルテンボス、2700の3組が登場した。ウルトラマンが審査員を務めるお笑いコンテストでナンバーワンを決める――という体で進行すると思われたが、ウルトラマンといえば地球上での活動時間が3分と短いのが有名だ。
しかし、コンテストの出演者はそれぞれ5分のネタしか用意していないことが判明。司会のサバンナ高橋さんが慌てる中、とうとうウルトラマンがステージに登場してしまう。ところが、SoftBank 4Gを使えばネタも高速になるという報道陣も驚きのウラ機能があることが分かり、トータルテンボス、2700、サバンナ八木さんの3組が超高速でネタ披露することになった。
トータルテンボスはサバンナ高橋さんの強引なネタ見せ要求で同じネタを4回繰り返すことになったほか、サバンナ八木さんは相方の高橋さんも知らない新ネタを繰り出して高速ですべり続けたため、残る2700が優勝の栄冠を勝ち取る結果に。満足げなウルトラマンとサバンナ高橋さんがULTRA WiFi 4G 101SIを1台購入することを宣言して、イベントは無事(?)に終了した。
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