ホーム画面は、ドコモの「docomo Palette UI」と富士通独自の「NX!comfort UI」、そしてAndroid標準という3つを搭載。通知画面のステータスパネルスイッチは8つあり、全11個の機能を好きな組み合わせで並び替えられる。日本語入力システムはNX!inputで、ATOKの高精度な日本語変換と全画面入力に対応した連続手書き入力が利用できる。ディスプレイはスーパーグライドコーティングを施した高感度タッチパネルデバイスの「サクサクタッチパネル」を用いている。



アプリの履歴一覧からタスクマネージャを起動できる(写真=左端、左中)。ホーム画面は、docomoPalette UIとNX!comfort UI、Android標準の3種類(写真=中右)。壁紙は50種類と、豊富に用意した(写真=右端)


「スライドインランチャー」は、どんな画面からでも呼び出せる回転式のアプリランチャー(写真=左端)。登録アプリや呼び出す場所(ホットコーナー)はユーザーが設定できる(写真=左中)。日本語入力システムは、ATOKと高精度な手書き文字入力を組み合わせたNX!input(写真=右中、右端)


省電力設定をまとめて行えるNX!エコ(写真=左端)。ユーザーに合わせて聞こえを調整できる(写真=左中)。通話アプリにはエコーを抑える「響きカット」を搭載(写真=右中)。ROMは4Gバイト、RAMは1Gバイト。デモ機のストレージ(システムメモリ)は約1.2Gバイトを認識していた(写真=右端)また、各種センサーを使って使いやすさを提供する「新ヒューマンセントリックエンジン」技術も多数盛り込まれている。通話関連ではノイズキャンセル用のスーパーダブルマイクのほか、通話時の周囲の状態から音量を調整する「ぴったりボイス」、相手の子を聞き取りやすく変換する「スーパーはっきりボイス」、相手のしゃべる速度を遅くする「ゆっくりボイス」、ユーザーの「耳年齢」に合わせて通話音質を調整する「あわせるボイス」、自分の声の反響音(エコー)を低減する「響カット」などを搭載。着信音の音量を静かな場所と騒がしい場所で自動的に変える「気配り着信」にも対応した。
さらに、意図せずに画面が横向きに回転してしまっても端末を振って元に戻す「振ってシェイク」や、ユーザーが移動しているのかどうかを判断して文字の大きさを読みやすく変える「あわせるズーム」、手に持っているときには画面をスリープさせない持ってる間ONなども備えている。



OSのバージョンはAndroid 4.0.3(写真=左端)。テザリングやWi-Fiダイレクトも可能(写真=左中)。なお、FOMAでテザリングするとパケット料金の上限が高くなるので注意したい。Xiには非対応(写真=右中)。FMトランスミーターを搭載しており、音声をFMラジオに送信できる(写真=右端)F-11DはXiやNOTTVこそ対応していないが、下り最大14Mbps/上り最大5.7MbpsのFOMAハイスピードをサポートし、防水ボディにワンセグ/おサイフ/赤外線という国内向け機能をきっちり搭載したモデルだ。実際に手にすると、3.7インチのタッチパネルは大きくも小さくもない扱いやすさで、シンプルなデザインもかえって新鮮に映った。それだけに、ボディカラーがホワイトとブラックの2色しかないのが残念だ。
発表会場の説明員によると販売価格も低めに設定するとのことで、初めてスマートフォンを使うユーザーはもちろん、スペックの高さよりも実用性を重視するスマホユーザーの買い換え需要にも向く。また、センサーを駆使した富士通ならではの使い勝手の良さも、グローバルモデルにはない魅力と言えるだろう。
ケータイで培った技術をスマホに――“人に優しい機能”を強化する富士通
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