「VEGA PTL21」は、auから登場するPantech製のスマートフォンとしては第3弾モデルに位置する。“VEGA”という名称はPantechのスマートフォンブランドであり、すでに韓国国内では9機種が発売されている。もちろん日本では、今回の「VEGA」がシリーズ初のモデルだ。
搭載OSはAndroid 4.0で、1.5GHzのデュアルコアCPUを搭載。サイズは約65(幅)×129(高さ)×10.8(厚さ)ミリで、重さは約134グラム。メモリはROMが約16GバイトでRAMは約1Gバイトとなっている。赤外線通信、おサイフケータイ、ワンセグを搭載し、さらにはNFCや防水(IPX5/7等級)・防塵(IP5X等級)にも対応する。発売は11月2日。
本機の目玉機能ともいえる「VEGA Motion」は、赤外線センサーが手の動きを感知して、画面の前で手を振るだけでさまざまな操作ができるインタフェース。韓国で発売しているモデルではインカメラを使って手の動きを感知していたが、「電池の消費を気にする日本の国民性に合わせ、バッテリー消費を抑えるために赤外線センサーを用いている」(説明員)という。
この機能で操作できるのは、電話着信、Eメール着信、SMS着信、PCメール着信、PCメールのスクロール、おはなしアシスタント、ブラウザ、ワンセグ、動画、ミュージック、ギャラリー、ThinkFree Office、カレンダーの操作で、それぞれを任意で設定可能だ。
また、カメラの「Voice Shot」機能では、音声でカメラのシャッターを切ることができる。「はい」「はい、せーの」「せーの」「はい、チーズ」「ピース」「いち、にい、さん、はい」「さん、にい、いち、はい」の7つの単語を認識し、それと同時に写真が撮れる。ただし、音声を認識する際はサーバーに接続するため、若干のタイムラグが生じるのと、オフライン時にはこの機能を使用できない。また、「騒がしい場所では音声を認識しにくい」(説明員)ため、できるだけ静かな場所のほうが使いやすい。
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