スマホならではの“便利で遊べる機能”が素晴らしい――「GALAXY Note II SC-02E」荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/3 ページ)

» 2012年12月07日 23時04分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

豊富な撮影モードを試してみる

 話は戻って、次の被写体は人物。GALAXY Noteは顔検出機能を持っているが、ノーマル撮影モードでは効かない。別途「顔検出モード」に切り替える必要がある。撮影モードアイコンをタップしてモードを選ぶ。

photo 撮影モードは豊富

 すると顔検出が始まる。顔を検出した状態で顔をタップすると、顔だけをデジタルズームしてくれる機能もある。

photophoto 顔検出モードで撮影(写真=左)。顔をダブルタップして撮影(写真=右)

 見て分かるとおり、デジタルズームなのでディテールは荒れちゃうけど、自動ポートレートフレーミング機能ってな感じ。さらにポートレート系撮影モードとして、笑顔検出の「スマイル撮影」と「美肌モード」が用意されている。スマイル撮影は、笑顔を検出したら自動的に撮影する機能。

photo スマイル撮影モードにすると、ガイダンスが表示される

 美肌モードは肌を補正してくれる機能。こんな感じ。

photophoto 顔検出モード(写真=左)。美肌モード(写真=右)

 肌が滑らかに修正されているのが分かるかと思う。美肌処理はあまり極端にはかからないようで、不自然さがあまりでないのがいい。

 ほかの撮影モードも見ていこう。パノラマはカメラを任意の方向(動かす方向を検知してそれに対処してくれる)に動かすと、自動的に数枚の写真を撮って合成してパノラマ写真を作ってくれる機能。ソニーのスイングパノラマはカメラを動かしながら高速連写した写真の中央部を細かくつないでいくが、GALAXY Noteは数枚の写真で合成をする。つながり具合はなかなかよい。

photo

 HDRは露出を変えて3枚撮影して合成することで、ダイナミックレンジの広い写真を撮る機能。HDRをかけてない通常露出の写真も残しておいてくれるところが何気なくうれしい。HDRには標準と強の2種類の強さがあるので、非HDRのものとあわせてどうぞ。

photophotophoto 非HDR(写真=左)。標準HDR(写真=中)。強めHDR(写真=右)

 HDRで撮ると空の青も残しつつ、暗部もちゃんと出ているのが分かるかと思う。さらに撮影モードにはユニークなものがいくつも用意されているので紹介。ベストフォト機能は8枚連写して、その中からベストなものを残す機能。カメラが選んだものをそのまま残してもいいし、自分で選んでもいい(サムネイルを長押しするとそれが選択される)。

photo ベストフォトで撮ると、撮影後にサムネイルが8つ並び、好きなものを選べる。カメラが選んだものでよければそのまま保存

 ベストフェイスは集合写真の際、各人の顔がベストである(目をつぶってないとか)シーンを見繕って1枚に合成してくれる機能。これは申し訳ないが作例なし(複数の被写体が必要なので)。

 もう1つユニークなものを。Wi-Fi Directを利用した「共有ショット」。Wi-Fi Directでつないだ機器で撮った写真を共有する機能。これも残念ながら、対応する機器が手元になかったので試せず。

スローモーション動画が面白い動画機能

 HD動画は1920×1080ピクセルのフルHD動画に対応している。動画中もピンチ操作でデジタルズームが可能だ。デジタルズームをかけた状態で撮り始め、途中でズームアウトしてみた。滑らかなズーミングというわけにはいかないが、なかなか面白い。動画のファイル形式はMP4。

プラスの露出補正をかけて明るめに撮ってます

 で、注目すべき動画機能が2つある。「スローモーション」動画と「ファストモーション」動画だ。

photo 動画にスローモーション動画とファストモーション動画が用意されている。この2つは面白い

 スローモーションはいわゆるハイスピード動画で、高速で撮影して通常の速度で再生することで、スローモーション動画を楽しめる機能。1/2倍、1/4倍、1/8倍の3種類の速度が用意されている。サイズは720×480ピクセルに落ちるが、スローモーションで細かい動きを捉えられるのは面白い。

実際の8分の1のスピードで再生しているのでスローモーションになるのだ

 ファストモーション動画はその逆。2倍・4倍・8倍が用意されており、8倍にするとコマ落としのように超高速で再生される。

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