2013 International CESのHuaweiブースはまさにスマートフォン一色。CES2013に合わせて発表した大画面の「Ascend Mate」、クアッドコアCPU搭載の「Ascend D2」に加え、Windows Phone 8採用の「Ascend W1」をブースの中央に展示するだけでなく、LTE製品やアクセサリー類を多数揃えるなど端末メーカーらしさを出している。
ブースで最も注目を浴びていたのは、6.1インチというスマホ最大級のディスプレイを搭載しているAscend Mateだ。ディスプレイが大型化したことで本体サイズも大きくなり、ボディの横幅は約85ミリ。片手で持つにはやや幅があるものの、ソフトウェアキーボードを左右に寄せて配置できるその名も「One-hand UI」を備えており、片手での文字入力も楽に行える。またメモなどを小さい画面表示できる「Easy Panel」、ディスプレイの最下段に表示されるホームキー類を非表示にできるなど、大画面を生かす機能も追加されている。
本体サイズは85.74(幅)×163.5(高さ)×9.9(厚さ)ミリ、重さは198グラム。横手方向に持つと小型のタブレットのような感覚で使うこともできそうだ。またユーザーインタフェース(UI)はHuaweiが開発した「EMOTION UI」を採用した。EMOTION UIではインストールしたアプリが直接ホーム画面に配置され、フォルダ分けもできる。性能アップだけではなく、初心者にも使いやすさを提供しており、Android標準のUIより使いやすくなっているという。
Ascend Mateはまず中国で発売後、グローバル市場向けにも投入される予定だ。
高速、高精細ディスプレイ、高画質カメラを備えたパワフルなハイエンド端末がAscend D2だ。ディスプレイサイズは5インチで、解像度は1080×1920ピクセルのフルHD表示。Dolbyのモバイル向け高音質再生システムを採用しており、音楽再生にも優れている。ブースではヘッドフォンを使った音楽再生やHDビデオ再生などを中心にデモが行われており、大容量のマルチメディアファイルがスムースに再生できることでクアッドコアCPU搭載のメリットをアピールしていた。
そしてカメラ画質が優れているのもAscend D2の特徴である。13MピクセルのカメラはF値2.2と明るく、フラッシュが無い暗いシーンでの撮影にも強い。さらには静止画だけではなく動画のHDR撮影にも対応した。ブース内にはカメラ機能の専用デモコーナーも設営されていたほどだ。本体サイズは71(幅)×140(高さ)×9.4(厚さ)ミリ、重さは170グラム。Ascend D2の発売時期は中国では今月とのこと。グローバル向けはその後となるが、日本での発売も予定されているとのこと。
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