CES2013の同社プレスカンファレンスでは発表されなかったが、ブースではWindows Phone 8搭載スマートフォンのAscend W1も展示されていた。同社のAscendシリーズでは初めてOSにWindows Phoneを採用した製品で、モデル名の「W1」はWindows Phone 8の1機種目という意味もあるとのこと。
本体サイズは63.7(幅)×124.5(高さ)×10.5(厚さ)ミリ、重さは130グラム。ディスプレイは4インチで解像度は480×800ピクセル、CPUは1.2GHzのデュアルコアで、これは他社のWindows Phone 8スマートフォンのミッドレンジモデルと同等になっている。通信方式はHSPA/W-CDMA/GSMに対応している。
本体カラーは4色展開。説明員によるとブルー、マゼンダの2色はカラフルで若い層を狙った色合いとのこと。一方ブラックとホワイトはベーシックな色合いだが、ホワイトモデルはディスプレイ周辺にメタリック感ある枠を配置することで、高級感ある仕上げられている。バッテリーは交換可能で、約2000mAhの高容量のものを搭載しているとのこと。Windows Phone 8はUIのカスタマイズが行えないことからメーカーごとの独自色が出しにくいが、「複数のカラー展開と同スペック帯の他社品よりも価格を引き下げることで十分競争力はある」(説明員)と説明している。W1は2013年1月から中国で発売され、その後、各国に展開していく予定だ。
その他には既存のLTEスマートフォンやデータ端末を展示し、LTE対応製品の多さをアピール。ドコモから発売されている「Ascend HW-01E」も参考出展されていた。USBスティックの形状をしながらWi-FiルーターにもなるWingle B8278、ボックス状で据え置き型のホームルーターE5170など、特徴的なLTEデータ端末にも注目が集まっていたようだ。
さらにタブレット端末「Media Pad」のドッキング型キーボードや、スマートフォン向けのカバーなどアクセサリー類も展示。スマートフォン・タブレットメーカーとしての同社の勢いが感じられる出展内容であった。
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