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» 2013年04月22日 18時30分 公開

「DIGNO DUAL」をAndroid 4.1にバージョンアップ 操作感はどう変わる?アップデートしてみた(2/2 ページ)

[あるかでぃあ(K-MAX),ITmedia]
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 安兎兎ベンチマークでの高結果を裏付けるように、Quadrant Standardによるベンチマークでも大きな性能差が出た。Android 2.3では1401ポイントであったところが、Android 4.1では2470ポイントまで向上している。特に向上幅が大きいのはCPU性能とメモリー性能であり、この点は安兎兎ベンチマークの結果と一致する。

photophoto 左がAndroid 2.3、右がAndroid 4.1のベンチマーク結果
データ通信・速度テスト結果
回数 PING(ms) 下り速度(kbps) 上り速度(kbps)
Android 2.3.4
1回目 55 5065 1064
2回目 78 3711 518
3回目 89 4437 661
4回目 53 8517 940
5回目 62 7441 593
6回目 127 4589 540
7回目 98 5857 484
8回目 101 3808 557
9回目 63 5181 661
10回目 93 4290 598
平均値 81.9 5289.6 661.6
Android 4.1
回数 PING(ms) 下り速度(kbps) 上り速度(kbps)
1回目 170 3170 1089
2回目 159 7992 1883
3回目 208 7125 1109
4回目 220 4458 1117
5回目 219 2829 1110
6回目 179 2056 1112
7回目 159 3536 1854
8回目 209 3727 1121
9回目 208 5549 1110
10回目 178 7037 1129
平均値 190.9 4747.9 1263.4

 次に、OS別のデータ通信速度もテストを行った。利用したアプリは「SPEEDTEST.NET」だ。神奈川県から東京都のサーバへアクセスし、電波状態の良い場所(アンテナピクトが4本立っている状態)で各10回計測、その平均値も算出している。

 通信速度についても明らかに有意差とみられる違いが出た。下り速度では大きな違いは無かったものの、上り速度が明らかにAndroid 4.1の方が速く、さらに通信安定性も向上している。

 DIGNO DUALの3G通信は、ソフトバンクモバイルのULTRA SPEED(HSPA+)を利用しており、下り最大21Mbpsの高速通信が利用できる。その一方で、900MHz帯のいわゆる「プラチナバンド」には対応していないため、通信速度やエリアの面で若干不利な面がある。それだけに上り速度と通信安定性が向上したことには大きな意味があるだろう。

 4.1にしたDIGNO DUALで気になったのは、PING値(応答速度)の低下である。Android 2.3では平均82ms(ミリ秒)程度だったのに対し、Android 4.1では平均191ms程度まで落ち込んでいる。応答速度とは入力に対してインターネットからの反応の速さを示す数値であり、この数値が小さいほど入力からのタイムラグが少なく、体感のレスポンスが高く感じられる。

 PING値が重視される用途としてオンラインゲームなどが上げられるが、幸いにもスマートフォン向けのオンラインゲームやソーシャルゲームではそれほど高い応答速度を要求するものはあまりない。ウェブ閲覧を行った感覚としては、処理性能の向上やブラウザ表示の高速化の恩恵もあり、むしろ体感速度は向上していた。Webを閲覧する程度であれば、PING値の遅さはほとんど気にならないものと思われる。

photophoto 左がAndroid 2.3、右がAndroid 4.1での通信速度テスト結果

 以上、駆け足でAndroid 2.3から4.1へのアップデートによる操作性やマシン性能の変化、通信速度などのテストを行ってきた。純粋に端末のレスポンスが大幅に向上しているだけでも利便性は確実に良くなっており、また標準でプリインストールされている各アプリケーションも細かなブラッシュアップが成されているため、非常に使いやすくなっている。

 ブラウザの操作性の向上や通信レスポンスの安定性などもウェブサーフィンを容易にしてくれており、アップデートによるデメリットはほぼ無いだろう。結論として、今回のアップデートはユーザーであるならぜひ行っておくべきだと思う。ただ、4.1化で影響が大きそうなのが「Flash Player」アプリが削除される点だ。どうしてもFlashを利用したアプリやWebサービス(動画サイトなど)をDIGNO DUALで利用したい場合は、Android 2.3のまま使うしかない。

 なおウィルコムによると、これから販売されるDIGNO DUALは引き続きAndroid 2.3を搭載するという。前述の通りOSを4.1にすることで端末性能を引き上げることができるため、DIGNO DUALを購入したらまずアップデートすることをオススメしたい。ただ、一度4.1にアップデートすると再び2.3には戻せないことを覚えておこう。

 なお本機のOSアップデートにはWi-Fi環境が必須となっており、環境によっては1時間程度の所要時間がかかる。重要なファイルをバックアップし、しっかり充電されているか電源が供給されている状態でアップデートを行いたい。

photophoto Androidのバージョンごとに違うイースターエッグも、Android 4.1(Jerry bean)化
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