イー・アクセス、ソフトバンクデータ通信にも対応するモバイルWi-FiルーターとUSBデータ通信端末を発表

» 2013年05月14日 14時00分 公開
[長浜和也,ITmedia]

 イー・アクセスは5月14日、高速通信サービス「EMOBILE LTE」「SoftBank 4G」などのマルチネットワークに対応したモバイルWi-Fiルーター「GL09P」と、UE Category4に対応する小型軽量のUSBスティック型データ通信端末「GL08D」を発表した。「GL09P」の出荷開始は8月以降、「GL08D」の出荷開始は6月の予定で、価格はどちらも未定となっている。

モバイルWi-Fiルーター「Pocket WiFi (GL09P)」(写真=左)とUSBデータ通信端末「GL08D」(写真=右)

 ZTE製の「Pocket WiFi (GL09P)」は、本体サイズが約110(幅)×67.5(高さ)×18.6(厚さ)ミリの本体に、容量5000mAhのバッテリーを内蔵する。USBで接続した機器を充電するモバイルバッテリーとしても利用できる。

 データ通信は、2.5GHz帯AXGP(Softbank 4G)と1.7GHz帯FDD-LTE(EMOBILE LTE)、そして、1.7GHz帯W-CDMA(EMOBILE G4)に1.5GHz帯W-CDMA(ULTRA SPEED)と、イーモバイルとソフトバンクモバイルに対応したマルチデータネットワークに対応する。

 なお、ハードウェアの仕様上は、AXGPで下り最大110Mbps/上り最大10Mbpsに対応、LTEにおける最大通信速度は下り最大75Mbps/上り最大25Mbps(一部エリアのみ)になる。無線LANはIEEE 802.11 b/g/nに対応して、接続できるWi-Fi機器は最大14台まで。

上側面(写真=左)と下側面(写真=右)

左側面(写真=左)と右側面(写真=右)

 「GL08D」は、USBスティックタイプのデータ通信端末で、本体サイズは、約32(幅)×91(高さ)×14(奥行き)ミリ、重さが約38グラムとなる。従来のUSBスティックタイプモデルの「GL03D」から約12グラムの軽量化を実現した。コネクタが回転式となっているので、持ち運びのときにも邪魔にならない。

 通信方式は、LTE(UE Category4):1.7GHz帯、W-CDMA:1.7GHz帯/2.1GHz帯、GSM:850MHz帯/900MHz帯/1.9GHz帯。下り最大150Mbps/上り最大50Mbpsの通信が可能なLTEのUE Category4に対応しているが、こちらもイー・アクセスの設備が対応していないため現時点の最大通信速度は下り75Mbps/上り25Mbps(一部エリアのみ)になる。

 対応OSはWindowsXP(Professional/Home Edition SP3以降)、Windows Vista(32bit/64bit版)、Windows 7(32bit/64bt版)、Windows 8(32bit/64bit版)、Mac OS X 10.6〜10.8。

GL08Dの正面と背面。USBコネクタ部は回転式で本体側に収納できる

「Pocket WiFi LTE(GL06P)」「GL08D」の主な仕様
機種名 Pocket WiFi(GL09P) GL08D
サイズ(幅×高さ×厚さ) 約110×67.5×18.6ミリ 約32×91×14ミリ
サブディスプレイ あり
通信方式 AXGP:2.5GHz帯、FDD-LTE:1.7GHz、W-CDMA:1.5GHz帯/1.7GHz帯 LTE(UE Category4):1.7GHz帯、W-CDMA:1.7GHz帯/2.1GHz帯、GSM:850MHz帯/900MHz帯/1.9GHz帯
バッテリー容量 5000mAh
Wi-Fi(LAN) IEEE 802.11b/g/n
最大接続台数 14台
インタフェース USB2.0 High-Speed

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