写真で確認する「GALAXY S4 SC-04E」(その1):まずは、“外回り”をチェックすっか!(1/2 ページ)

» 2013年05月24日 10時00分 公開
[長浜和也,ITmedia]

“SC-04E”で何が変わった?変わらない?

5インチフルHDの有機ELディスプレイを搭載した「GALAXY S4 SC-04E」

 「GALAXY S4 SC-04E」は、サムスン電子がグローバル市場で展開する同社のフラッグシップモデルだ。4月末から韓国を皮切りにして全世界で出荷しているが、日本でもようやく5月23日から販売を始めた。

 取り扱うキャリアのNTTドコモは、価格優遇(「はじめてのスマホ割」「ありがとう10年スマホ割」の組み合わせで最大2万円の割引を適用できる)や、店頭での扱い(家電量販店での専用コーナーの設置)など、Xperia A SO-04Eと並ぶ、2013年夏モデルの“ツートップ”として注力している。ただ、この“ツートップ”のうち、Xperia A SO-04Eは、Xperiaシリーズの中ではXperia Zに続く“ミドルハイエンド”といえるポジションであることを考えると、2013年夏モデルの“スペック的フラッグシップ”は、GALAXY S4 SC-04Eと考えることもできる。

カラーバリエーションはグローバル共通展開の「White Frost」「Black Mist」、そして、日本市場限定カラー「Blue Arctic」を用意する

 すでに、ドコモの発表会だけでなくサムスン電子ジャパンが行った「GALAXY S4 WORLD TOUR 2013 TOKYO」、さらには、韓国ソウルの「GALAXY S4 WORLD TOUR 2013 SEOUL」やニューヨークで行ったローンチイベントなど、5インチフルHD解像度対応の有機ELディスプレイやSnapdragon 600(または、“オクタ”コア「Exynos 5 octa」)といったハードウェア構成や、デュアルショットなど新しく導入した機能、より薄く軽くなったボディデザインといった、GALAXY S4の特徴は繰り返し紹介しているが、ここでは、GALAXY S4 “SC-04E”というNTTドコモ仕様を、“まずは外回り”を中心に実機の画像とともにチェックする。

数値は異なるが実質的には同じです

 “SC-04E”の本体のサイズは、約70(幅)×137(高さ)×8(厚さ)ミリで、重さは約134グラム。グローバルモデルとして公開している値と比べて、厚さが0.1ミリ、重さが2グラム増えている。ディスプレイの解像度は1080×1920ピクセルのフルHDで、有機EL採用スマートフォンとしては最も高解像度というのはSC-04Eでも変わらない。サイズはグローバルで4.99インチとしているが、ドコモが公開するスペックシートでは5インチとなっている。なお、画面密度が441ppiというのはグローバル向け仕様でもドコモ公開仕様でも共通だ。

 GALAXY SIII α搭載の有機ELディスプレイと比べて、解像度が増えているのに、消費電力はGALAXY SIII αの950ミリワットから790ミリワットに削減している。同じサイズの5インチ液晶パネルと比べると約20パーセントの省電力を実現したとサムスン電子はグローバル市場に向けて主張している。GALAXY S4 WORLD TOUR 2013 TOKYOで示された省電力の例としては、GALAXY SIII αの1090ミリワットからGALAXY S4 SC-04Eが840ミリワットと14パーセントの削減を示した。

 SC-04Eではあまり訴求していないが、ディスプレイを保護する強化ガラスに、コーニングの最新モデル「Gorilla Glass 3」を採用したことにも注目しておきたい。グローバルモデルでは重要なポイントとしてアピールしているGorilla Glass 3は、1月の2013 International CESで発表したGorilla Glassの最新世代だ。「Native Damage Resistance」を導入して、傷を受けるときにその衝撃を吸収することで損傷部にひびが発生せず、局所的な強度低下を防げる。目に見えないほどの小さな傷はつくが、そこから衝撃を吸収して傷を広げないことで、目に見える傷への拡大を減らし強度の低下も防ぐのが、Gorilla Glass 3の特徴だ。

Gorilla Glass 3で導入したNDRは、傷の原因となる衝撃を吸収することで、損傷部に発生するひびを減らして強度の低下を防ぐ

 ディスプレイの消費電力がGALAXY SIII αから20パーセント、または、14パーセントと、いずれにしても削減しいているが、それ以外でも、プロセッサーにSnapdragon 600(SC-04EのスペックシートではAPQ8064Tを表記)を採用して、動作クロックが1.9GHzと上がっているにもかかわらず省電力化を実現したほか、本体に搭載するセンサーの電源管理方法を1つのコントローラで一元化して効率を高めるなど、省電力のための工夫をGALAXY SIII αからさらに徹底した。

 このように、省電力化が進んでいるGALAXY S4 SC-04Eだが、それに加えて、バッテリーの容量も3.8ボルト2600mAhと、GALAXY SIII αから500mAh増えてたことで、バッテリー駆動時間も伸ばしている。ドコモの資料によると、連続通話時間が、GALAXY SIIIα SC-03Eで3G:約500分、GSM:約600分だったのが、SC-04Eで3G:約720分、GSM:約720分に、同じく連続待受時間が、LTE:約250時間、3G:約400時間、GSM:約330時間から、LTE:約360時間、3G:約410時間、GSM:約320時間と特にLTEで改善している。

 また、薄型ボディとトレードオフで、背面カバーが一体化して取り外しができないモデルが増えつつある中、SC-04Eは、背面カバーを外してバッテリーパックをユーザーが自ら交換できる。ただし、そのトレードオフで、SC-04Eでは、多くのスマートフォンがクリアする防水と防塵の規格に対応していない。

 なお、SC-04Eで搭載するバッテリーは、おサイフケータイで利用するFeliCaセンサーを内蔵する専用パックだ。グローバルモデルでは、NFCを採用するが、SC-04EはFelicaをサポートする代わりにNFCの搭載は見送ったとサムスン電子は説明している。また、同様にグローバルモデルでは利用できるQi対応の非接触タイプ充電スタンドもSC-04Eでは利用できない。

薄いボディなのに背面カバーを外してバッテリーを取り外せるのもGALAXY S4 SC-04Eの特徴だ。右のGALAXY SIII αと比べると、バッテリーサイズが異なることが分かる

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