サムスン電子は、4月24日に韓国のソウルで、Galaxy S4の韓国向け発表会を行った。Galaxy S4の製品発表イベントは、3月14日に米国のニューヨークですでに行っており、今回のイベントは主に韓国の関係者に向けたものになる。なお、サムスン電子は、Galaxy S4を日本で出荷するかについて明らかにしていないが、日本以外のワールドワイド市場では4月27日からの出荷を予定しており、韓国ではさらに1日早い26日の10時に販売を解禁する。
すでに、2013年3月のニューヨーク発表イベントでGalaxy S4の主な仕様と、新しく導入する新機能などを公開しているが、ここでは、会場で展示していたGalaxy S4専用のオプションやイベントでサムスン電子韓国本社 無線事業部 戦略マーケティング室室長のDJ・リー氏と同じく無線事業部 韓国マーケティング担当課長のファン・サン・フン氏のスピーチで訴求していた製品コンセプト、そして“8コア”のプロセッサとしてユーザーが注目したプロセッサの続報を紹介する。
なお、ニューヨークでの発表会で公開したGalxy S4の主な仕様、そして、その講演で訴求した新しい機能については、以下の記事を参考にしていただきたい。
Galaxy S4の一部モデルでは、Samsungが“オクタコア”と呼ぶ「Exynos 5 octa」を採用した。Exynos 5 octaは、ハイパフォーマンスを重視する動作クロック1.6GHzのクアッドコアと省電力性能を重視する動作クロック1.2GHzのクアッドコアで構成する。サムスン電子では、Galaxy SIIIと比較したGalaxy S4の性能はCPUコアで1.6倍、グラフィックスコアで2.2倍も向上したと説明している。
サムスン電子がGalaxy S4のオプションで特に重視しているのが、横長の窓を設けたカバー付ケース「S VIEW」だ。カバーを閉じると、S VIEW専用の画面レイアウトに切り替わり横長の窓から見える部分にだけ日付や時間を表示する(ほかのエリアは黒いまま)ほか、着信したときに電話に出る操作もできるようになっている。4月25日の時点で、サムスン電子韓国本社ビルにあるSamsung専門ショップで販売しており、価格は5万9000ウォンだった。
ほかにも、本体の背面カバーを交換して装着することで薄さを維持できるフリップカバー「EF-FI950K」や、皮製のポーチケース「EF-LI950BAEG」、そして、本体を載せるだけで充電ができるQi対応の非接触タイプ充電スタンド「EP-CI950WKG」を用意する。Galaxy S4で導入するヘルスケア関連機能「S Helth」と連動するBluetooth周辺機器として、体重計「Body Scale」とブレスレットタイプの睡眠モニター「S BAND」も展示していた。
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